1日午前7時50分ごろ、日本航空の航空機の重量バランスを計算するシステムで障害が発生し、羽田空港を発着する国内線46便が欠航、岡山行きが最大55分遅れるなど多数の遅延が出た。約2時間後に復旧したが、欠航により約6600人に影響した。このシステムでは2年前にも障害が起きており、同社が原因を調べている。
同社によると、不具合が起きたのは燃料や乗客の重量、重心などを計算するシステム。運航計画を立てる際にデータが処理できずに停止した。予備機を使って対応したが、処理速度が遅く運航に影響が出た。
外部からのサイバー攻撃などは確認されていないという。同システムは2014年6月にも障害を起こし、174便が欠航、約1万4000人に影響した。
3月22日には全日空の国内線搭乗システムに障害が発生。欠航や遅延が相次ぎ、約7万2000人に影響が出た。