元AKB48の板野友美と吉田鋼太郎が2日、都内で行われた映画『のぞきめ』の初日舞台あいさつに登壇、吉田は、次は“のぞきめ”ならぬ“のぞき魔”になって「友美ちゃんをのぞきたい」と怪しい願望を打ち明け、板野を笑わせていた。舞台あいさつには、白石隼也、入来茉里、玉城裕規、石井心愛、三木康一郎監督も出席した。
板野が映画初主演を務める本作は、窓やタンス、カーテンなどあらゆる隙間からのぞき込み、目が合った人間を死に追いやる怪異“のぞきめ”による悲劇を描いたホラー映画。板野は、“のぞきめ”が関係する同じ場所で起きた、時代の異なる二つの怪事件の謎を追う中で、恐怖のどん底に突き落とされる主人公・三嶋彩乃を演じる、
撮影から1年を経てのお披露目に、板野は「やっとこの日が来たという感じでドキドキしています」と少し緊張の面持ち。一方の吉田は、撮影中の恐怖体験を紹介。海岸沿いの一軒家に向かおうとするも、カーナビが山の方にナビゲートしてどんどん細い道に入り、どうしようもなくUターンしようとしたところ、崖の方にずり落ちて行ったという。「結局JAF(ロードサービス)を呼んだんですが」とオチをつけて笑いを誘ったものの、奇妙な出来事ゆえ、「呪われないように気を付けて帰ってください」と注意を呼び掛け、観客を怖がらせた。
その後、再度ホラー映画に出演するとしたらどんな役をやりたいか? という質問を受けた一同。板野は「呪われない役が良いですね。楽しい場面で登場するみたいな」とライトな役を希望すると、吉田は「のぞきめをやりたい」と言い出し、「のぞき魔です。で、友美ちゃんをのぞきたい」とにっこり。その言葉を受けて、三木監督も「中年老人が若い子をのぞく映画を撮ってみたい」と意欲をのぞかせた。
先日行われた完成披露舞台あいさつ同様、この日もドッキリを仕掛けられた板野。公開を祝う鏡開きを行おうと全員が木槌を持って酒樽の前でスタンバイするが、「3、2、1」の掛け声で樽蓋を割ろうとした瞬間、中から本作のキャラクター“のぞきめちゃん”が登場。板野は「怖かった」と言いつつも、「薄々感じていた」と板野らしく素直な思いをぶっちゃけ、笑いをさらっていた。(取材/錦怜那)
映画『のぞきめ』は全国公開中