食品化学の魔術師ことAlton Brownさんが、消火器を使って1ガロン、なんと約3.8リットル分のアイスをたったの10秒で作っちゃいました。しかもただのアイスじゃなくて、舌先で弾ける炭酸アイスなんです!
(動画の表示がおかしいようであればPop Sciでご覧ください)
「ジェット・クリーム」という騒々しい名前のこのアイス。3つのクーラーボトルをダクトテープで引っ付けて、片側の消火器からは圧縮空気が液体状のチョコレートアイスミックスを放出、もう片側からは二酸化炭素消火器が、炭酸ガスを噴出します。クーラーボトルには穴があけられていますが、これは穴をあけないでやると圧力で爆発しちゃうため。
(ほとんど)密閉な環境で、液状のアイスクリームの素材が、冷たいガスに触れることで、ジュール=トムソン効果が起こります。結果、クーラーボトルに入ってきた二酸化炭素の温度は-70℃となり、それがスプレー状に噴出したアイスクリームミックスにぶつかり合い、冷たいガスにより一瞬で冷やされるのです。しかも炭酸アイスになっているので舐めると舌の先で弾けるシュワシュワ感も味わえます。
これはさすがにちょっとお家じゃできないなぁ…。目の前でジェット・クリームを作ってくれるアイス屋さんができたら、炭酸アイスを食べてみたいですね。
source: Pop Sci
Bryan Menegus - Gizmodo US[原文]
(abcxyz)