テレビドラマ「スター・トレック」のカーク船長ことウィリアム・シャトナーが、実の息子を名乗る59歳のピーター・スローンから訴訟を突き付けられたと Page Six が報じた。
ピーターは、カナダ人女優キャシー・マクニールの息子で、生後5日で養子に出されたという。当時、シャトナーはキャシーとトロントで仕事をしており、ピーターは彼が父親だと思い、1984年に実際に会い、シャトナーも認めたと主張。ピーターのFacebookには、シャトナーが彼の肩を抱いて撮ったツーショット写真も掲載されている。
その後、電話で連絡を取ったところ、シャトナーは動揺した様子で電話を切り、代理人だという人物から父親であることは認知しないし、DNA検査を受けるつもりはないとの連絡があったとのこと。また、シャトナーの評判を落とすことになるため、この件については口外しないよう指示されたらしい。
ピーターが2011年からピーター・シャトナーの名前でラジオ番組を始めたところ、シャトナーの弁護士から連絡があったという。内容は、シャトナーの子供や親せきだと言ってくる人間は何人もいる。本人は非常に忙しい80歳で、子供だと主張してくる人物を相手にしている暇はないというものだったらしい。
訴状によると、シャトナーはピーターのTwitterアカウントを削除させたほか、彼のIMDbのページから進行中の仕事を削除させ、仕事の機会を減らしたと言っている。ピーターは、補償的損害賠償として3,000万ドル（約36億円）、懲罰的損害賠償として9,000万ドル（約108億円）、慰謝料として5,000万ドル（約60億円）の支払いを求めている。（1ドル120円計算）（澤田理沙）