働いているなら一度ならず二度、いや、もしかしたら毎週のように「辞めたい!」なんて思うことがあるはず(?)この衝動は、働いている限り永遠に感じ続けるものなのでしょうか? ひとまず、どんなときに人は辞めたいと思うのか、その原因について聞いてみましょう。
【女性】
社内の人間関係が悪い……49.7%
やりがいがない……28.1%
給料が低い……22.2%
【男性】
社内の人間関係が悪い……41.3%
やりがいがない……30.3%
給料が低い……28.4%
男女ともに、仕事を辞めたいと思う一番の引き金が「人間関係」なのだそう。給料よりもやりがいよりも、実は仕事を継続するのに「人間関係」が一番大切なんて!? 世の中の多くの会社は、意外とここを見落としていそうですよね。「仕事を継続するのに、なぜ人間関係が重要なのか」、男女の意見を聞いてみましょう。離職率の高い会社は必見かも!?
・「今まで辞めた理由がそれ。やっぱり人間関係は一番大きい要素だと思う」(28歳/マスコミ・広告/クリエイティブ職)
・「その場にいるのがあまりに苦痛なら、辞めたいって毎日思うと思うから」(31歳/建設・土木/事務系専門職)
・「そこにいることが堪えられなくなって辞めるのが一番有り得るから」(32歳/自動車関連/技術職)
・「その場にいたくない、と思ったところに入られないので。ストレスで体を壊す前に退散する」(25歳/食品・飲料/専門職)
・「人間関係は修復が難しいので」(25歳/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)
人間関係が一度悪化すると、それを築いてきた時間と同じだけ修復に時間がかかるもの。また入った会社がもともと人間関係が悪いと、後輩は手出しできず、ただただ泥沼に引きずり込まれるだけ……なことも多いですよね。特に女性は繊細な人が多く、この手の問題がストレスになりやすい? 人間関係が理由で、体を壊してしまう女性も多そうです。
・「毎日会うのに、ギクシャクしてたら、仕事に身が入らないと思う」(30歳/建設・土木/技術職)
・「出社が憂鬱になり、すべてが楽しくなくなるため」(25歳/アパレル・繊維/営業職)
・「いつ精神疾患を患ったり、大きな事故に巻き込まれるか不安がある」(29歳/商社・卸/営業職)
・「離職率が高いとチームとしての能力が上がっていかないから。成長しないは変化しないこと。そうなると職場がつまらないと感じてしまうから」(34歳/医療・福祉/専門職)
・「何の仕事をするかじゃなくて、誰と仕事するかのほうが、仕事に対するやりがいやフォローなど意欲が変わってくるから」(30歳/学校・教育関連/その他)
人間関係の悪化が女性にストレスをもたらしやすいのに対し、男性の場合では「意欲の低下」をもたらしやすいとか。ストレスに割と強い男性でも、人間関係が悪い場所にいると、いろいろな悪影響があるよう。職場では個人の能力の優劣を競わせて争い合わせるよりも、チームとしての団結力を高めたほうが、最終的にいい結果を得やすいのかもしれませんね。
従業員が働きやすい環境を用意するなら、観葉植物を設置するより、広いスペースを用意するより「まずは人間関係」!? このポイントをおさえられている会社が、「離職率の低い会社」ということなのかもしれませんね。自分が辞めたい会社は、ほかの人にとってもやっぱり辞めたい会社。社員に逃げられたくないなら、「人間関係を円滑に」ですね!
(ファナティック)
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※マイナビウーマン調べ(2016年3月にWebアンケート。有効回答数467件。22歳~39歳の社会人男性・女性)