文・取材:編集部 古屋陽一 、取材・撮影:編集部 工藤エイム
●期待の『Quantum Break』が4月7日に、いよいよ発売
2016年4月4日、東京・日本マイクロソフト本社にて、“日本マイクロソフト Windows 10 による新しいゲーム体験 プレスセミナー”が開催された。こちらは、2月に北米で行われた“Xbox Spring Showcase”を受けて、日本マイクロソフトファーストパーティーの取り組みをお披露目すべく実施されたもの。フィーチャーされたのは、いうまでもなくXbox OneとWindows 10との連携。登壇した日本マイクロソフト Xboxマーケティング戦略本部 井上正之氏は、2015年以降、さまざまな取り組みによりXbox OneとWindows 10の連携機能が高められていることをアピールした。
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なかでも連携のキモとなるのはゲームコンテンツで、会見では “Xbox Spring Showcase”で明らかにされた期待作として、Oculus RiftをサポートすることでVR体験を可能にする『Minecraft: Windows 10 Edition Beta』や、新たなストーリーなどが追加された『Ori and the Blind Forest: Definitive Edition』、Xbox OneとWindows 10 PCとのクロスプラットフォームを実現した『Killer Instinct シーズン 3』、さらには、基本プレイ料金無料で提供される『Forza Motorsport 6: Apex』などがプレゼン。さらには、4月7日にXbox OneとWindows 10 PC向けに同時発売される『Quantum Break』が紹介された。
ラインアップ披露のあとで改めて井上氏により強調された戦略は以下の4点。
・Windows 10のゲームラインアップの拡大
井上氏は、上記4点をまとめる形で、「遊びたいゲームを、遊びたい友だちと、遊びたいデバイスで遊ぶ」と、本国マイクロソフトでXbox ヘッドを務めるフィル・スペンサー氏の言葉を援用し、Xbox OneおよびWindows 10 PCの今後の方針を示した。
続いて登壇したのは、日本マイクロソフト Xboxマーケティング戦略本部 南雲聡氏。南雲氏がプレゼンしたのは、4月7日にXbox OneとWindows 10 PCで同時発売される期待のアドベンチャー『Quantum Break』。南雲氏は、Windows 10 PC版に関して、最大4K、60fpsを実現していることや、クロスプラットフォームであること、Game DVRをサポートしていることなど、その特徴を挙げた。
会場では、『Quantum Break』のWindows 10 PC版をデモプレイ。タイムマシンの実験が失敗した影響により時間を操作する能力を身につけた主人公のジャック・ジョイスが、歪んだ時間を正すために冒険していくといったゲーム概要が改めて紹介。ゲームパートと実写パートを交えてのゲームの進行なども確認できた。プレイヤーの選択により、ゲームの進行も異なるようで、流された映像は臨場感たっぷり! 南雲氏は『Quantum Break』の特徴として“没入する劇的なストーリー展開”、“時をコントロールする極限のアクション”、“ゲームと実写が融合する新しい体験”を挙げていたが、なるほど、それが納得できるデモプレイだった。
なお、PCメーカー各社も『Quantum Break』の発売には期待しているようで、同作の発売に合わせて推奨PCを発表。会場では各社の推奨PCが展示されていた。Xbox OneとWindows 10 PCの連携の本格的なスタートを告げる『Quantum Break』。発売日が楽しみです。