人気漫画「ONE PIECE」の劇場版最新作「ONE PIECE FILM GOLD」の声優に、満島ひかり、濱田岳、菜々緒、北大路欣也が参加していることが明らかになった。4人はそれぞれ、今作の舞台となる世界最大のエンタテインメントシティ「グラン・テゾーロ」にまつわるキャラクターに声を吹き込んでいる。
アイドルグループ「Folder5」の元メンバーで、映画「駆込み女と駆出し男」では第39回日本アカデミー賞の優秀助演女優賞に輝いた満島が、アニメ声優に初挑戦。グラン・テゾーロを支配する国王“ギルド・テゾーロ”の一味で、ナミとの因縁浅からぬ謎の歌姫・カリーナ役を演じ、劇中ではコーラスも披露する。「アニメの2代目オープニング曲(『Believe』)を歌っていた『Folder5』に、私はいました」と感慨深げに話し、「ワンピースの声優の皆さんとは、そのころに舞台挨拶やイベントで共演しています。役者をやるようになって、物語の中を共に生きる時が来るだなんて! 予感していなかった再共演にわくわくしています」と期待に胸躍らせている。
ドラマ、映画、CM問わず独特のたたずまいで人気を博す濱田は、すべてをすり抜ける「ヌケヌケの実」の能力を駆使し、街の警備に目を光らせるタナカさん役。「子どもたちから大人までが夢を託し、思いを馳せる、あの世界に自分が参加できることを、とても幸せに思い、責任を感じております」と気を引き締めつつも、「この能力を使えば、ましてやヒトっぽくない、ナミさんとロビンさんのお風呂……。いけるっ!!」と鼻の下を伸ばしている。
フジテレビ系ドラマ「ファースト・クラス」「サイレーン 刑事×彼女×完全悪女」での悪女役でインパクトを残した菜々緒は、触れた相手の運気を下げる「ラキラキの実」の能力者・バカラ役を担当。「キャラクターを拝見して、なるほどな! と思いました」と振り返り「最近、よく『実写化があったらハンコックをやって欲しい』と言われます。なんらかの形でワンピースに携われないかなーと思っていたので、張り切って頑張りたいと思います!」と意欲十分だ。
さらに、キャリア60年の大御所俳優・北大路は、「劇場版トリコ 美食神の超食宝(スペシャルメニュー)」(2013)以来のアニメ出演。街に居合わせた伝説のギャンブラーだが、その正体は革命軍の重要人物である“レイズ・マックス”という役どころで、「オリジナルキャラクター初登場。楽しみに策を練っております」と出番を待望している。
「ONE PIECE FILM GOLD」は、原作者の尾田氏が総合プロデューサーを務め、世界政府すらも金の力で動かすギルド・テゾーロと、麦わらの一味の死闘を描く。7月23日から全国で公開。