お笑いコンビのはんにゃの川島章良が4日、テレビ朝日系『しくじり先生 俺みたいになるな!!』2時間スペシャルで、32歳だった2014年11月に腎臓がんと宣告されたことを初告白した。
かつて“ズグダンズンブングンゲーム”で2009年に大ブレイクした、はんにゃ。当時、「好きなお笑い芸人ランキング」で1位を獲得し、連続ドラマにも出演したが、そのブームは長くは続かなかった。キー局のレギュラー番組はすべて終了、「マジで笑えないお笑い芸人」で1位に選ばれるなど、目も当てられない状況に転落してしまった。
今回、「実力不足だったのに売れちゃった先生」として、どのように絶頂に上り詰め、どのように自らブームを終了させてしまったか、詳細に説明。人気が低迷し、解散を意識し始めた14年11月、川島が腎臓がんの告知を受けたことを明かした。
当時、川島と交際中だった女性の妊娠が発覚したため、自身も健康診断を受けたところ、腎臓がんが発覚。その報告を受けた相方の金田哲は「頭が真っ白になって、何も川島に言ってあげられなかった」と当時を回想した。
病気を公表しないつもりでいたという2人だが、「病気の準備を一切していなかった。保険に入っていなかった」という川島の反省を生かし、急に病気になっても慌てないよう準備が必要だと呼びかけるため、番組で告白したと説明。
川島は同年末に手術を受け、無事に成功し、翌15年1月より仕事復帰。医師からは「5年経過しても何もなければ卒業」と言われており、「今年も検査を受けて再発がなかった」と現状を語った。
突然の試練を乗り越えた2人は、結成当初の気持ちを思い出し、解散ではなく改めてコンビとして活動していくことを決意。「みじめな思いもして、実力がついていく。またコントで笑わせたい」と、今後に向けた飛躍を誓った。
なお、川島は15年2月に交際中の女性との結婚、6月に第1となる女児が誕生した。