松田龍平、アマゾン川の大自然に畏敬の念 番組ナレーション初挑戦 | ニコニコニュース

ドキュメンタリー番組のナレーションに初挑戦した松田龍平 (C)ORICON NewS inc.
オリコン

 俳優の松田龍平が5日、東京・渋谷のNHKで『アマゾン 最後の秘境 第1集伝説の怪魚と謎の大遡上』(10日 後9:00)の試写会に出席。世界最大の川、アマゾンにすむ生き物や流域で暮らす人々を取材したドキュメンタリー。ドキュメンタリー番組のナレーションに初挑戦した松田は「案内することが得意なタイプではないので、僕にとってはチャレンジ。一つ大きくなるためのいい経験をさせてもらった」と感想や番組の見どころを語った。

【写真】松田龍平、緑モヒカンで登場 観客も驚き

 番組は、取材チームが3年間のリサーチと撮影期間を経て撮りためた映像を編集。現地にはのべ150日以上、4回にわけて日本とアマゾンを行き来した。濁流渦巻く川で繰り広げられる怪魚たちの驚きの生態、4Kカメラで撮影された映像の迫力に圧倒されたのか、松田は「アマゾンには行きたくないな…」とポロリ。「好奇心はあるけれど、同時に過酷さは計り知れない。興味はありますけど、簡単に行きたいとはいえない。過酷なことほど自分を育ててくれることはないけれど…」と畏敬の念を交えて語った。

 第1集では、年に一度起きるという、数百匹の魚が一斉に川をさかのぼる謎の大遡上、そして遡上する魚を追いかける怪魚を中心に、アマゾンの真ん中に湧き上がる透明な泉を探し当て、アマゾンカワイルカや体長2メートルの幻の巨大魚・ピライーバの姿を捉えることにも成功。デンキウナギが自ら発電する電気を使って捕食する場面など、学術的にも貴重な映像が集まっている。

 特に印象に残っているシーンに「魚の大遡上」を挙げた松田は「魚に感情移入したのは初めて。生きる力強さを感じたし、天敵から逃れようと必死に跳びはねる魚の姿に感動しました。魚には表情がないけれど、それでも心打たれる、感動するというのは、新たな発見でした」と話していた。

 同番組は「第2集 黄金にとり憑かれた者 ガリンペイロの王国(仮)」(5月8日 後9:00)、「第3集 緑の魔境“伝説の巨大ザル”(仮)」(6月12日 後9:00)、「第4集 発見 原初の人々 イゾラド(仮)」(7月放送予定)の4回シリーズ。

 「映像や音楽の熱量に負けないように、どう自分の気持ちを乗っけていったらいいのか、自分の立ち地位を探っていた」という今回の反省を生かし、「次回以降は違うアプローチで面白い案内ができたら」と意欲を示していた。