4日よりスタートしたNHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』(月~土 前8:00 総合ほか)の初回平均視聴率が22.6%(関東)だったことが5日、わかった。
2日に終了した前作『あさが来た』の最終回は27.0%(関東)、期間平均(全156話)は今世紀最高の23.5%(関東)を記録した勢いを受け、好発進。今世紀の連続テレビ小説では、2001年後期『ほんまもん』(主演:池脇千鶴)が持つ初回の最高記録23.1%に次ぐ、記録となった。初回20%超えの記録も『あまちゃん』以来7作連続に伸ばした。視聴率はすべてビデオリサーチ調べ。
シリーズ第94作目となる『とと姉ちゃん』は、雑誌『暮しの手帖』を創刊した大橋鎭子をモデルにしたヒロイン・小橋常子が、生前の父が教えてくれた「当たり前の暮らしがいかに大切か」という教えを胸に、2人の妹と母を守り、激動の昭和を駆け抜けていく物語。連続テレビ『ごちそうさん』で注目された高畑充希が、満を持してヒロインを演じる。
第1週で描かれるのは、常子がとと(父)と「家族を守る」約束をする物語のの出発点。高畑の出番は第1回の冒頭と、第6回(4月9日)の最後のみ。常子の少女時代を演じるのは内田未来。父・竹蔵に西島秀俊、母・君子に木村多江、次女・鞠子に須田琥珀(子役)、三女・美子に川上凛子(子役)、叔父・小橋哲郎に向井理が配役されている。第2週からは次女・鞠子を相楽樹、三女・美子を根岸姫奈、後に杉咲花が演じていく。
語りは、女優の檀ふみ。主題歌は、約5年ぶりの再始動で話題の宇多田ヒカルによる新曲「花束を君に」。脚本は、オリジナルアニメ『TIGER&BUNNY』やドラマ『怪物くん』『妖怪人間ベム』『信長協奏曲』などのマンガ原作の実写化脚本、映画『小野寺の弟・小野寺の姉』では監督を務めた西田征史氏が連続テレビ小説に初挑戦している。
◆最近のNHK連続テレビ小説の初回視聴率