2016年3月31日から4月2日まで、シンセサイザーの祭典「Superbooth 16」がベルリンにて開催されました。
今年もユニークなシンセが多数登場したのですが、中でも興味深かったのはポーランドのメーカーPolyendが展示していたPRECというドラムロボット。MIDIで操作できる生ドラム演奏ロボットです。
こちらはSythopiaの動画。黒い球体の付いたアームがPRECで、ドラムセットに設置してMIDI信号を送ると、その通りにドラムを叩いているのが見えます。
球体の先から木製の棒が飛び出してドラムを叩いているのですが、ベロシティ(音の強弱)やテンポコントロールにも追従するのがミソ。DAWで書いたシーケンスを鳴らしても良いですし、つないだMIDIパッドを叩いて鳴らすことも可能です。
こちらはPRECとドラマーによる同時演奏の様子。実際のドラムプレイでは不可能な高速BPMを実現できます。ジャングル、ドラムンベース、そしてブラストビートがきっと捗る!
DTMだけだとなんとなく物足りなく感じる生ドラムをMIDIで制御できるのも魅力ですし、自動演奏然とした見た目も面白いです。ドラム担当ロボットみたいなテクノバンドとか、いとクールなのでは?
source: Superbooth 16, Polyend, YouTube1, 2, 3
(ヤマダユウス型)