3月28日放送、「白熱ライブ ビビット」(TBS)では、アグネス流スーパーキッズの育て方。アグネス・チャンの「スタンフォード大に三人の息子を合格させた50の教育法」が発売された。帯には「東大はすべり止め」とある。スタンフォード大学は、世界ランク3位で、日本の大学は100位以内は、東大(44位)、京大(88位)のみとなっている。アグネス自身も、スタンフォード大学で教育学博士号を取得している。原点は1988年のアグネス論争だった。
1972年、香港生まれのアグネスは日本で歌手デビュー。翌年レコード大賞新人賞受賞し、1985年に元マネージャーと結婚し、長男が生まれた。当時、生後間もない長男をテレビ局に連れて来て「アグネス論争」が巻き起こった。当時のインタビュー映像で記者に「人によっては邪魔」と言われたが、アグネスは「子連れのお母さんの居場所をもっと社会が作るべき」と答えている。作家・林真理子ら芸能界からも批判が出た。流行語大賞になるほど騒がれたのだ。
当時アグネスは「欲張り」などと言われてしまったが、1歳半までは手元に子供をおいて育てたいと考えていた。首がすわったり寝がえりするなどのはじめての経験が多いからだ。常に一緒にいて信頼関係を作る。もう一つは大人の会話に入れ、マナーやTPOを体で覚えさせるなどの自己流の子育てを貫いたのだった。1989年自身がスタンフォード大学に留学した時も、常に子供と一緒にいることを大事にして、キャンパスの中にある預けるところを利用していた。夜の授業は子供を連れて行ってもいいと言われて、自由で未来的な大学と惚れ込み、素晴らしい大学だと思ったという。1994年に教育博士号を取得し、学んだ方法を3人の子供に実践したところ、3人共スタンフォード大学に合格したのだ。
街のママのお悩みにアグネスが答えた。「勉強嫌いの子供を勉強好きにさせるには?」の悩みには、アグネスは「文字を好きにさせることが大事」と答えた。アグネスがまず本の読み聞かせをしたのだ。東大卒業生も読み聞かせをしてもらった人が多かった。頭のなかにいろんなことをまとめる練習になり、プレゼンテーションの練習になる。「苦手分野の克服は?」という質問には、「苦手分野は放っておき、得意科目を好きなだけ勉強させる」と答えた。自信がつき勉強の習慣がつくことで、結果として苦手科目も伸びてくるという。