石原慎太郎氏『天才』が初首位 累積売上30万部突破

石原慎太郎氏の小説『天才』が総合部門で初首位(幻冬舎)
オリコン

 元政治家で小説家の石原慎太郎氏が“田中角栄元首相”に成り代わり一人称で語る異色の単行本小説『天才』(1月22日発売)が、週間5.7万部を売り上げ、4/11付オリコン週間“本”ランキングの総合部門にあたるBOOK部門で1位を獲得した。

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 発売開始以来最高の週間売上で、先週付の5位から上昇。発売開始直後の2016/2/1付では15位にランクインし、その翌週2/8付で7位となったのを皮切りに、今週付までで10週連続のTOP10入りを達成。累積売上は31.3万部となった。

 石原作品による1位獲得は、2008年4月に発表・集計開始の当ランキングでは初めて。今作以外の過去の当ランキング最高位獲得作品は、2011/8/29付で12位を獲得した新書『新・堕落論我欲と天罰』(2011年7月発売:累積売上19.8万部)で、今作は2008年4月以降にランクインした石原作品としては群を抜くヒットを見せている。