英国では、着ている洋服が即完売することで知られているジョージ王子に代わって、ベッカム家の娘ハーパーが、絶大な影響力を発揮しているようだ。
【写真を見る】着ている服が即完売することで知られているジョージ王子
12歳以下の子供を持つ2000人の英国人に、「最もファッションの影響を受けているセレブの子供」についてのアンケート調査を行ったもので、1位はハーパー・ベッカム、2位はジョージ王子、3位はバーバリーの広告塔を務めているベッカム家次男のロメオ、4位はシャーロット王女、そして5位はベッカム家三男のクルスという順位になった。
調査結果によれば、25%以上の親が、子供の洋服を選ぶときにセレブの子供が着ている洋服を参考にしているそうで、10人に1人が、毎月子供たちに100ポンド(約1万5千円)以上を洋服代を費やしているという。また、1年では、子供たちには567ポンド(約8万7千円)、自分達には490ポンド(約7万5千円)と、子供の洋服代のほうが高いことも浮き彫りになった。
アンケート調査を行った楽天マーケティングのディレクター、ニック・フレッチャーは、「この結果で、子供を持つ親がいかにファッショナブルなセレブの子供たちたちのファッションを参考にしているかがわかります。親がソーシャルメディアの声を通じて熱心にトレンドをリサーチして洋服を選ぶ時代なので、ブロガーやインスタグラムの写真などの子供服の情報は過小評価すべきではない」と分析している。
ジョージ王子やシャーロット王女は、比較的一般市民にも手が届きやすい比較的安価な服を着ているが、ハーパーをはじめとするベッカム家はブランド服でお目見えすることが多い。しかし、各社がこぞって似たような服を販売してトレンドを巻き起こしており、アメリカでもハーパー効果は顕著なようだ。
男の子より女の子の洋服の方がファッショナブルでトレンドを引き起こしやすいことから、今後は、ジョージ王子に代わってシャーロット王女効果がどこまで発揮されるのか。しばらくは英国王室vsベッカム家の構図になりそうだ。【NY在住/JUNKO】