今年1月に死去した英ロック歌手、デヴィッド・ボウイさん(享年69)のキャリアを総括した大回顧展『DAVID BOWIE is』が、来年1月8日~4月9日まで東京・寺田倉庫G1ビルで開催されることが決定した。
2013年に母国イギリス・ロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(以下V&A)からスタートした巡回展『DAVID BOWIE is』は、カナダ・トロント、ブラジル・サンパウロ、ドイツ・ベルリン、アメリカ・シカゴ、フランス・パリ、オーストラリア・メルボルンで開催され、現在はオランダ・フローニンゲンで開催中。これまでに140万人以上を動員し、今、最もチケット入手が困難な展覧会の一つとなっている。
ボウイさんは43年前の1973年4月5日、豪華客船オロンセイ号に乗って初来日して以来、日本とさまざまな交流をしてきた。『DAVID BOWIE is』では、親日家としても知られるボウイさんの300点以上に及ぶ貴重なアイテムを網羅。音楽と映像による演出とともに、ファッション、音楽、デザイン、演劇、アート、フィルムのカテゴリーに分けて展示される。
アジアで唯一、日本で開催される展覧会は、存命であれば70回目の誕生日だった1月8日からスタート。V&Aのキュレーター、ヴィクトリア・ブロークス氏は「来年東京で開催されることをとてもうれしく思います。ボウイのキャリアのごく初期から全編にわたり、日本と日本の文化はボウイを魅了し続け、彼に多大な影響を与えてきました。ボウイが仕事上いくつものすばらしい関係を築き、そしてたくさんのファンのために何度も演奏してきた国である日本は、アジア唯一の開催国に本当にふさわしいと思います」とコメントしている。
チケットの販売情報などは日本展の公式サイトで順次発表。
■『DAVID BOWIE is』