不倫騒動で世間を賑わせてから約3年、バラエティ番組への出演など着実に人気を復活させてきているタレントの矢口真里(33)が、日清食品カップヌードルの新CMに大抜擢され大きな波紋を呼んでいる。
CM内で矢口は心理学部の准教授「危機管理の権威」として講義を行い、「二兎を追うものは、一兎をも得ず」と力説。同CMでは“ゴーストライター”騒動の新垣隆(45)なども出演しており、世の中を騒がせた人たちが自虐ネタを披露するという内容になっている。
日清食品のサイトによると、「人間は誰だって、一度や二度の失敗はする。『何かに夢中になって、バカになる力』『たとえ失敗をしても、這い上がる力』いま求められるこの2つの力を、説教くさくなく、カップヌードルらしいユーモアでメッセージしたい」といった企画意図で作られたというこの新CMシリーズ。
矢口のCM出演は2013年の騒動以降初めてのことで、商品の広告としてもインパクトは十分であるが、やはり世間からは批判的なコメントが続出しているようだ。ネット上にも矢口に対してのコメントが多く、「わざわざリスクを犯さなくてもいいのに」「逆にイメージダウンに繋がるだけでしょ」「自虐ネタだが笑えないわ」「笑えない自虐ネタほど寒いものはない」「新垣さんと矢口は別物だよ」といった冷めた声があとを絶たない。
「ここ最近バラエティ番組へ復帰した矢口は、ことあるごとに自虐ネタで笑いを誘っています。それら発言がウケて、今回のCMへの起用が決まったと思うんですが、肝心の好感度に関しては底辺をさまよっていますからね。広告としては、微妙な部分もあるかもしれません」(スポーツ紙記者)
CMオファーを受けたことに関して、「私でいいのでしょうか? って何回も聞きました」とブログに綴っている矢口だが、好感度の如何に関わらず、世間に大きな話題を与えられるのはタレントとしての資質にほかならない。このCMへの起用が成功となるかどうか、矢口の出演する日清食品カップヌードル「OBAKA’S大学に春が来た!篇」は3月30日からオンエア中だ。