「飛龍の拳」や「スーパーウルトラベースボール」、「おはスタ645」、「スーパーチャイニーズ」などの名作を開発してきた伝説的ゲームメーカーといえば、カルチャーブレーンである。特に社長の阿迦手観屋夢之助(あかでみあゆめのすけ)は有名で、ファミコン時代はもちろんのこと、いま現在も根強いファンが存在する。
・遠藤氏なくしてカルチャーブレーンの存在はない
そんなカルチャーブレーンを支えてきた人物、遠藤一夫氏をご存知だろうか? ゲーム業界関係者ならば誰もが知っている人物のひとりだが、メディアにはあまり出演しなかったため、阿迦手観屋夢之助よりも認知度は低いかもしれない。しかし「遠藤氏なくしてカルチャーブレーンの存在はない」と言われるほど、営業スタッフとして会社を支え生きた人物なのである。
・ガンの進行度がステージ4
そんな遠藤氏が、インターネット配信サービス「ニコニコ生放送」に出演し、自身が大腸ガンであることを激白。さらにガンの進行度がステージ4であることも話し、多くのゲームファンに衝撃が走った。もともと遠藤氏は自身のTwitterでガンの状況を書き込みしていたが、今回の放送によりそれが大きく広まったのである。
こんにちは、カルチャーブレーンの遠藤です。今月27日に大腸癌の手術をやりました。経過は順調です。あとは、肝臓がんだけです癌が大きくなり手術が出来ず、今後は抗がん剤と放射線治療だそうです。何年かかるか分かりませんが、がんばります。でも、そんなに長くは持たないかも。
— 遠藤一夫 (@1h951dXAKZpsAvp) January 30, 2016
昨日は3回目の抗がん剤治療。
また、血液検査をしたところ、前回
よりまた肝臓の数値が下がっていた。
前回630あった数値が今回は514に減って
いた。副作用もなく順調みたいです。
このままの状態で行けたらいいですね。— 遠藤一夫 (@1h951dXAKZpsAvp) April 2, 2016
・「抗ガン剤」のペットボトル
このニコニコ放送は、ゲームマニアとして知られる漫画家のピョコタン先生の番組。ピョコタン先生はカルチャーブレーンが運営していたゲームの専門学校を卒業した縁があり、遠藤氏を自身の番組に呼んだのである。遠藤氏は病院に通院しているが、放送のために荒川区の撮影場所まで「抗ガン剤」をペットボトルに入れて訪れ、ニコニコ生放送に挑んだ。
ちなみに、遠藤氏が入院せず「通院」しているのは、仕事をバリバリこなす道を選んだから。今現在も、平日はしっかりカルチャーブレーンで働いているのである。
・板垣さんも生放送に出演
ファミコン芸人のフジタ氏も撮影に駆けつけ、さらに「デッドオアアライブ」シリーズや「デビルズサード」のゲームクリエイターとして知られる、板垣伴信さんも番組に登場。もともと板垣さんはカルチャーブレーンの大ファンで、遠藤さんが番組に出演することを知り、板垣さんも生放送に出演したのである。
・世界中の子どもたちが笑顔になれるゲーム
カルチャーブレーンは日本中の子どもたちに「楽しみ」と「喜び」を与え続けてきたゲームメーカーだ。そしてそれを支えてきた遠藤氏。ガンに負けず、これからも世界中の子どもたちが笑顔になれるゲームをクリエイトし続けてほしいものである。
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