通常、プラントメーカーが植物工場を施工し販売する際には、販売価格を設定しますが、その内訳には大きく分けて原価と利益があります。その2つの比率はメーカーや取り扱う商材により異なりますが、ビジネスである限り利益確保は当然の事であり、実際アグリウェーブでも原価を計算し、その上に相当分の利益を乗せて、販売価格を決めておりました。
植物工場で使われる部材は高価な物も多く、それらの原価に利益を乗せると、どうしても販売価格が高額になってしまうという問題を抱えておりました。また、利益を減らす努力を行なっても、開発に要してきた開発費や人件費、部材の金型代などを考慮すると、削れる利益にも限界があります。
実際、他のプラントメーカー様のお話でも、利益を削り販売価格を抑えようとすると、社内の許可が降りないとのことでした。特に会社の母体が大きければ大きいほど、この問題は深刻と思われます。しかし、それでは日本の植物工場産業の発展はありえない。何とかして、この植物工場業界を盛り上げる方法はないかと考えた結果、セミナーを開催し、アグリウェーブの持っている技術とノウハウを提供するという結論に達したのです。