魅力ある女の身体って⁉︎ ダイエットの「目標体脂肪率」 | ニコニコニュース

魅力ある女の身体って⁉︎ ダイエットの「目標体脂肪率」
ハウコレ

こんにちは。セルフトレーニングコーチのNaoです。魅力溢れる潤い美人になる“自分自身のための”セルフトレーニング、一緒にしましょ!
女性がついつい目標にしてしまいがちな“モデル体型”は、体脂肪率20%を切る、か・な・りスリムな体型なことが多いもの。
もともと体脂肪率が20%に満たない痩せ型さんではなく、20〜23%の健康的な標準体型さんが必死に体脂肪を削ると、様々な不調を招きやすくなります。女性らしく、美しく輝くためには、体脂肪だって必要なんですよ。


■モデル体型=美人とは限らない

TVや雑誌で活躍しているファッションモデルたちは本当にカッコイイですよね。私も彼女たちを目指して必死にダイエットをしたことがあります。まだ健康や栄養素についての知識をあまりもっていなかったあの頃の私は、とにかく食べる量を減らして体脂肪を、筋肉を、そして心を、削ってしまいました。
その結果得られたものは、体重の“低い数値”だけ。「どのくらいなら、食べていいか?」と一日中食べることばかり考え、友達やボーイフレンドとの食事を思いっきり楽しめませんでした。一緒に食事をしている人の食事内容や摂取カロリーを気にして、自分より少ないとイライラしてしまうことも。痩せたい願望で頭がいっぱいになり、“性格おブス”になっていました。
また、ストレスと体脂肪の低下で「無月経」(生理が来なくなること)も経験。女としての“赤ちゃんを産むことができる身体に整える”体内のはたらきをストップさせてしまったのです。
どんなに痩せていても、一緒に食事を楽しめなかったり、いつもイライラしたり、ストレスを溜め込んで様々な不調に悩まされていては、魅力ある女性とは言えませんよね。


■体脂肪よりも、体重よりも、「ボディライン」を気にするべき

体脂肪率が低ければボディラインが美しいとも限りません。ボディラインを引き締める自然のコルセットは“筋肉”。ダイエットで筋肉を弱め、少なくしてしまえば、メリハリのあるボディラインを実現することはできません。
私たちは体重をおでこに表示して歩いているわけではないし(言わなきゃ、誰にも分かりません)、体重がボディラインの美しさを決定づける指標でもありません。また、体格や体型によっても、1日のうちどの時間帯に測定するかによっても体脂肪率や体重は異なります。
美しくなるために、体脂肪率や体重などの“数値”を下げることばかりにとらわれてはダメ。不調知らずの健康体へと整えながら、自身の体型や体格に合うボディラインになるよう、運動や筋トレなどで引き締めていくことが大切です。


■目指すべき、『幸せ美人』の体脂肪率は「20%以上」

体脂肪は「敵」ではありません。女性ホルモンのはたらきを維持したり、自律神経のはたらきをコントロールしたり、肌の潤いを保ったりする重要な役割を担っています。
10代後半〜20代の女性の場合、女性ホルモンバランスが良く、体内のはたらきが活性化された状態を維持するためには21〜25%の体脂肪が必要と言われています。
この範囲に収まる体脂肪率の人は、過度のダイエットをすると生理不順や免疫力の低下、肌トラブル、代謝の低い太りやすい体質を招く可能性があるため注意が必要。昔の私のように、心も身体もおブスにしてしまうダイエットはしないで欲しいと思います。


■体型は人それぞれ。バランス力で魅惑のボディに

世の中の女性は、すべての人が顔やお尻が小さく、手足が細く長いモデル体型の骨格ではありません。上半身がふっくらとしていて下半身が引き締まった体型や、逆に上半身は華奢なのに下半身に脂肪がつきやすい体型、全体的に筋肉量の多い、がっちりタイプの体型もあります。
体型は人それぞれなのに、ダイエットで目指すべき体脂肪率や体重の数値が同じなんて、おかしいですよね。せっかく痩せても、ボディラインのバランスが整わなければ、いつまでも満足できずにダイエットの無限地獄にハマっています。
まずは自身の身体をよく知り、バランスを見極めることが大切。どの部分を、どのくらいシェイプアップするとバランスが整ったボディラインになるかを研究しましょう。普段の姿勢や、華奢な部分を目立たせるファッションになるよう工夫するだけで、体脂肪率や体重を一切減らさずにシェイプアップできることもありますよ。


■自身の良いところを見つけ、伸ばすダイエットをしよう


デコルテラインがとても綺麗な人や、手首・足首が細い人、手足が長い人、脚が細い人……体質によって、骨格や体格によって、もっている魅力は異なります。せっかくの魅力を削ってしまうダイエットはNG! 魅力を引き出す工夫をしながら、バランスを整えるトレーニングをしていきましょう。
体脂肪率が低いことだけが“美しさの基準”ではありませんよ。(NaoKiyota/ライター)
(ハウコレ編集部)