元衆院議員でタレントの東国原英夫(58)が8日、フジテレビ系情報番組『バイキング』(毎週月~金11:55~13:45)に生出演し、収支報告書の問題が取り沙汰されている民進党・山尾志桜里政調会長を批判した。
山尾政調会長の政治資金収支報告書に地球約5周分ものガソリン代が記載されていたことが、週刊誌『週刊新潮』4月7日号で発覚。山尾氏は6日に会見を開き、会計を担当した元秘書の不正請求の疑いを示唆する一方、政調会長を続投する意向を示した。
このことについて、東国原は山尾氏の会見を「不十分です」とバッサリ。まず「秘書の責任」にしていることが問題であるといい、「百歩譲って秘書の責任であるならば、秘書の裏取り、調査をしてからデータを出し、釈明あるいは謝罪をするべき」と主張した。
また、「1年、2年生議員の時、収支報告書は絶対にチェックしなければならないこと」とした上で、「それなのに2012年の230万円になぜ気づかなかったのか」と疑問。「2012年、2013年の収支報告書を今年になってから一部修正している。これも怪しい」に加え、「それからお礼メールもしている。当選した後にお礼をメールで伝えてもいけないし、言ってもいけない。それをやっている。こういったことにも釈明が足りていない」と指摘した。
山尾氏は甘利氏の疑惑を追及するチームのメンバーだったことでも知られ、東国原は「監督責任があるとおっしゃったにもかかわらず、監督責任について自分のことは"あまあま"」と痛烈批判。「他人には辞任すべきと言ったにもかかわらず、自分は政調会長を辞めないと言っている。この辺の甘さ」などと山尾氏の落ち度を上げていた。