先日、スウェーデンの自動車メーカーのVOLVO(ボルボ)が衝撃的な提案を行なったのをご存じでしょうか?
「2017年、ボルボはクルマのキーを完全に廃止する世界初の自動車メーカーになる」と発表したのであります。
キーの役割はスマートフォン(以下:スマホ)へと移行し、専用アプリを介して車両の操作を行なうというもの。もはや、スマホを持っていないと満足にクルマにさえ乗ることができなくなるらしいです……
しかし、実はすでにそれと近いことは現実化しているのです。
たとえば、スマホに内蔵されるBluetoothを介して、ナビゲーションをはじめ、スマホに保存された楽曲などのメディアをクルマで楽しむことができます。
これは高級車だけでなく、すでに大衆車にも実装されて当たり前になりつつあり、スマホとの連携を活用しないのは宝の持ち腐れといっても過言ではないのです。
とはいえ、多くのクルマに対応しているのはApple Inc.が提供する“iPhone”をはじめとした機器に搭載される“iOS”のみ。ところが、ニューヨーク国際自動車ショーにてBMWは、車載システムとGoogleが提供する“Android(アンドロイド)”との連携をはじめると発表したのです。
まずは、専用アプリ「BMW Connected」を介して「iHeartRadio」「Pandora」「Spotify」の利用が2016年の「7シリーズ」からスタート。今後、利用可能アプリはもちろん、対応する車種も広がっていくことでしょう。
(今 総一郎)
BMWやMINIがAndroidスマホと連携!(http://clicccar.com/2016/04/09/363268/)