俳優の風間俊介が9日、東京・全労済ホール/スペース・ゼロで舞台『イントレランスの祭』の公開舞台稽古を行った。ジャニーズ事務所ながら俳優だけで活躍する風間が、旗を持ってダンスするシーンについて、作・演出の鴻上尚史氏が「やっぱりあの事務所だったんだねっていうくらい、びっくり。てっきり下手で俳優業に来たと思ったら、踊れましたよ」と驚くと、風間は「僕は踊れないって言っているんじゃなくて、“踊らない”」と訂正して笑わせた。
今回で風間とのタッグが2作目となる鴻上氏は「(風間の)演技力に惚れまして。途中までせりふの覚え方がアバウトだけれど、最後に決めてくる。最後決めた時はものすごいドヤ顔をしてくる。きょうも、大勢の方を前に生き生きとしていて、大したもんです」と称賛。
恥ずかしそうに聞いていた風間は、ダンスシーンについて「ジャニーズJr.っぽいですよね。(ダンスを)あまりやならくなると恋しい部分があるけれど、これくらいがちょうどいい」と話していた。
同作は、地球に難民として逃げてきた宇宙人と、受け入れ側の地球人との対立や混乱を描いた物語。NHK連続テレビ小説『純と愛』で風間の妹を演じた岡本玲が、宇宙人の恋人を演じる。同所にてきょう9日より上演。