高須院長 トランプ氏は「日本にとって最高の大統領」 | ニコニコニュース

「トランプ氏の発言は正論」と語る高須院長
NEWSポストセブン

 高須クリニックの高須克弥院長が世の中の様々な話題に提言するシリーズ企画「かっちゃんに訊け!!」。今回は、アメリカ大統領選についてお話をうかがいました。

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──今年11月に予定されているアメリカの大統領選についてご意見をお聞きしたいと思います。特に共和党の予備選挙で強さを見せているドナルド・トランプ氏に対しては、どういう印象をお持ちですか?

高須:少なくとも共和党の候補にはなるだろうね。共和党内ではいろんな意見もあって、最後の最後で党内の上のほうから「トランプは降りてくれ」って言われるシナリオもあるのかもしれないけど、とにかく人気が高いから、党としても認めざるをえないでしょう。

──もしトランプ氏が大統領になったら、日本にはどんな影響があると思いますか?

高須:いままでの日本っていう国は、外圧があった後に大きく変化してるんだよ。白村江の戦いの後には律令制度ができて、元寇の後には戦国時代があって、ペリーの黒船で開国して、大東亜戦争で負けて大きく変わった。そういった外圧で変わったときの日本は、必ず隆盛の時代を迎えてる。そういう意味では、日米安保の見直しを求めてくるトランプの外圧が、逆に良い影響を与えるんじゃないかと思うね。

──トランプ氏は、日米安保条約が米軍に対して大きな負担になっているということで、日本が米軍への経費負担を大幅に増額しない場合は、米軍を撤退させ、日本の核保有を容認するという考えを示しています。

高須:僕からすれば、「望むところだ」っていう感じだよ(笑い)。自国を自分たちの力で守らなきゃいけないっていうのはトランプさんのおっしゃる通り。本当の意味でアメリカから独立するいい機会なのかもしれないね。これまでだったら、アメリカからの独立を画策してきた人たちはアメリカ側からきっちり潰されてきたんだけど、トランプさんに限ってはアメリカのほうから独立を促してるんだからね。ついにその時がきたかっていう。その通りに独立すればいいと思う。

 日本っていう国は、対外債務はないし、対外純資産は世界一。つまりアメリカに依存する必要はまったくない。トランプさんだって、日本にちゃんと独立してもらって、対等に同盟国関係を築きたいわけでしょ。日米で環太平洋を仕切っていけばいいじゃない。トランプは中国と仲良くするとも言ってないしね。日本にとっては最高だよ。何にも悪いことはない。

 トランプの言っていることは、いちいち正論だと思う。でも、おそらくトランプを潰したい勢力がマスコミを牛耳ってるんだろうね。「トランプは危険だ。トランプはおかしい」っていうことにして、世間を騙しているんじゃないのかな?

──なるほど。マスコミ関係には嫌われている、と。

高須:自分のお金で政治活動をしているからね。だからこそ、国民からの支持を得られるんだけど、ヒモ付きの資金ではないから、大きなバックがつくこともない。裏を返せば、トランプのことを目障りだと思う人はそれなりにいるってことだろうね。

──共和党の候補がトランプ氏になったとして、民主党はどうなると思いますか?

高須:ヒラリー・クリントンでしょう。まあでも、ヒラリーはズルい女だよ。クリントンの不倫だって絶対許してないと思う(笑い)。トランプとヒラリーの一騎打ちとなったら、なかなか予想はしづらいなあ。ヒラリーは長い間アメリカの中枢にいたわけで、いろいろと仕掛けもあるだろうしね。トランプの弱みも握ってそうだな。

──たしかにヒラリーさんは試合巧者な感じがしますね。

高須;トランプのほうが単純だろうね。「良いものは良い、悪いものは悪い」って素直に言っちゃうタイプだと思う。ヒラリーは絶対に自分が悪かったとしても認めないだろうし、裏からいろいろ工作して、帳尻を合わせてくるだろうね。寝ワザが強そう(笑い)。

 トランプは工作なしに、全部真正面からぶつかっていくんだよ。やっぱり政治はわかりやすくなきゃいけないし、トランプの人気の理由もそこにあるんだと思う。だからこそ、僕はトランプに期待してるんだけどね。

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 とにかくトランプ氏の注目度が高いのが、今回の大統領選。高須院長は、トランプ氏がアメリカ大統領になったら、日本に良い影響があるとの持論を展開したが、トランプ氏の過激な発言を警戒する意見が多いのも事実だ。果たしてどうなる? 共和党の候補者は7月に決定される予定。

【プロフィール】
高須克弥(たかすかつや):1945年愛知県生まれ。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。大学院在学中から海外へ(イタリアやドイツ)研修に行き、最新の美容外科技術を学ぶ。脂肪吸引手術をはじめ、世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。

昭和大学医学部形成外科学客員教授。医療法人社団福祉会高須病院理事長。高須クリニック院長。人脈は芸能界、財界、政界と多岐にわたり幅広い。金色有功章、紺綬褒章を受章。『ブスの壁』(新潮社、西原理恵子との共著)、『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)など。最新刊は『筋と義理を通せば人生はうまくいく』(宝島社)。