19世紀から20世紀中頃にかけて、アメリカで出版された貴重なシンデレラの絵本や、印刷物を展示する「シンデレラの世界展」が2016年4月23日(土)~6月22日(水)まで「日比谷図書文化館」で開催される。
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シンデレラの物語は世界各地に様々なバージョンがあり、その起源には諸説ある。17世紀フランスの作家シャルル・ペローや19世紀ドイツの民話研究家グリム兄弟のバージョンを介してヨーロッパ中に広まり、その後、アメリカに渡った。シンデレラは、「夢に向かって着実に努力を続ければ、誰もが必ず成功できる」というアメリカン・ドリームを体現する物語として、アメリカで人気を博し、数多くの絵本が出版された。
アンティーク絵本のコレクターである川田雅直氏の全面協力を得て開催される「シンデレラの世界展」。川田氏は、プリンセス、シンデレラをテーマに、デザイナーの視点で100年経っても飽きがこないデザインの優れた絵本、グッズなどを25年に渡って収集してきた。同氏のシンデレラに対する思い入れは強く、所有する冊子は300冊に及ぶ。
「シンデレラの世界展」ではアメリカに渡ったシンデレラを、「児童文学の幕開け」から「ジャズ・エイジのシンデレラ」、「世界恐慌とシンデレラ・ドリーム」、「第二次世界大戦後のベビーブーム」まで4つの時代に分けて展示。見どころは、日本初公開となる、しかけ絵本、豆本、リネン・ブックなどの貴重なシンデレラの絵本関連グッズ約150点や、100年前の絵本に描かれたシンデレラのドレスの再現、ガラス乾板に焼き付けられた物語の再現動画など、ここでしか見られない貴重なコレクションたち。
また、同イベントでは「シンデレラと出版文化」というテーマのレクチャー&トーク・セッションや、川田氏出演のギャラリートークも開催される。
他にも、お花でシンデレラのドレスを作るワークショップや、シンデレラ気分を味わえる撮影コーナーなど、楽しめる展示が盛りだくさん。知っているようで、実はあまり知らないシンデレラの世界。老若男女が楽しめる「シンデレラの世界展」に一度足を運んでみてはいかがだろうか。
■「シンデレラの世界展」
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