皆さんこんにちは!15万本以上の爪を施術してきたネイリストでスキンケアカウンセラーの川上あいこです。ネイルサロンは色んな女子が集まる場所。学生から社会人、お局様と呼ばれる年代の方まで幅広くいらっしゃいます。
その中でこの季節によく話題にあがるのが「ネイルの失敗談」。新人たちはシュンと首をうなだれつつのご報告。お局と呼ばれる先輩たちは「イマドキの子ってさー」と怒り治まらない感じのご報告。悲喜こもごもですね、はい。
ということで、今回は「実録!みんなのネイル失敗談」をお伝えしたいと思います。会社や学校によってもTPOは大きく違ってくると思うのですが、新生活を迎える皆さんはぜひ参考にしてみてくださいね。
新人のA子さん、先輩にオフィスOKのネイル基準を確認したら「派手じゃないカラーをセレクトするなら1本くらいのネイルアートはいいよ」とアドバイスを貰ったのだとか。
チラッと見た先輩のネイルは、ピンクのマーブル。ラインストーンも何本か付いてるし、アレより地味ならいいのかな?とピンクのジェルネイルに水色のラインストーンを付けました。うきうきで出社したらネイルにNGが。A子さんの付けたラインストーンは高さの出るタイプで、引っかかるように見えてしまうタイプの物。
「小粒のものにしておくか全く付けない方がいいかも」とすぐに外しにいらっしゃいました。ラインストーンも種類は色々。「1本のネイルアート」とはいえ、粒の大きさや高さによっては1本でもNGの場合があります。先輩より地味な色、先輩より地味なアートを選んでおくのが無難かもしれませんね。
教育係のB子さん、ちょっと派手めなネイルをしている後輩に「もう少し目立たないネイルにしてきてね」と注意したそうです。「色も濃いし、アートの本数も多いから気を付けて」B子さんは的確に指示したつもりだったのですが、翌週後輩のネイルを見てびっくり。
色は大人しめのピンクになっていたし、ネイルアートも全くしていなかったそうなのですが、10本全ての指がロングネイルになっていたとか。「入社して3年目まではネイル禁止になりました」とため息。
シンプルなピンクネイルにしたからバランス的に長くしたくなったのかもしれませんが、派手とか地味とかの問題を越えてしまっていますよね。社内の空気を読めるようになるまでネイル禁止。社会は厳しいです。
「ウチってネイル何でもOKなんです。先輩なんかヒョウ柄だし!」そう言ってドット柄のネイルにして行ったC子さん。次の日すぐに外しにいらっしゃいました。「ドットは派手だって注意されちゃいました」とのこと。
よくよく聞いたら、ヒョウ柄ネイルをしている先輩は、大口顧客も多くて社内でも売り上げ上位。売り上げもほぼない状態の新人C子さんは「まだまだ新規開拓もしなきゃいけないのにそんなネイルで!」と怒られたそう。社会って難しいですね。
「会社でOKなんです」そう言われると「それなら」とデザインを乗せてしまう私達ネイリスト。会社でネイルの規定が厳しいと聞いていると、やりすぎないように細心の注意を払うのですが「なんでもOK」と言われるとブレーキはなくなります。
目に見えない「社内事情を考慮したNG」はお客様にしかわからないポイントです。せっかく付けたネイルを次の日外すことにならないように「目に見えない社内NG」をしっかり考慮してネイルを楽しみたいですね。(川上あいこ/ライター)
(ハウコレ編集部)