スクウェア・エニックスは8日、『ドラゴンクエストヒーローズ・ザ:LIVE@キャスト発表特番』と題したニコニコ生放送イベントを東京・新宿区の本社にて開催。PS4/PS3/PS Vita専用ソフト『ドラゴンクエストヒーローズII 双子の王と予言の終わり』の新キャストを公開したほか、ゲストとして堀井雄二氏や俳優・山田孝之を招いたトークイベントを行った。
『ドラゴンクエストヒーローズII 双子の王と予言の終わり』は、累計100万本以上を売り上げた「ドラゴンクエストヒーローズ」シリーズ最新作。「ドラゴンクエスト」おなじみのキャラクターたちが登場するほか、迫力のバトル、映画のような壮大な世界観、新しくもなつかしい「ドラゴンクエスト」らしさ、そのすべてを進化させた完全新作となり、主人公ボイスは、俳優の森山未來と女優の武井咲が担当。また、主人公の幼なじみ・ツェザール役を山田孝之が担当することがすでに発表されている。
イベントには、まずスクウェア・エニックスの青海亮太プロデューサーと、コーエーテクモゲームスの庄知彦ディレクターが登場し、新情報を公開した。新キャストには、孤高の女剣士オルネーゼ役に水樹奈々、マリベル役に悠木碧、ガボ役に田村睦心、トルネコ役を茶風林が担当。ビデオレターで登場した水樹は、「『ドラクエ』との出会いは小学校のころで、初めてプレーしたのは『ドラクエIII』。その後『ドラクエIV』の音楽に魅了され、自分で稼いだお金で初めて買ったCDは『ドラクエIV』のサントラでした」と、ドラクエ愛を披露した。
また、実機を用いたデモプレイでは、転職可能な職業として上級職である「バトルマスター」と「賢者」の存在が明らかに。そして「魔法使い」のスキルとして、魔法の威力が増大する「暴走魔法陣」や、魔法の連射が可能になる「早詠みの杖」、敵のMPを吸い取る「マホトラ」などを披露し、会場を沸かせた。さらに、モンスターコインの効果は、その場で効果を発揮する「アシスト」、共に戦ってくれる「サポート」(前作では「ディフェンス」という名称)に加え、一定時間モンスターに変身して戦える「ヘンシン」タイプが加わった。
そのほか、マルチプレイでの対戦モードや、りゅうおうやエスタークとのボスバトル、サブシナリオなどを無料配信するとのこと。
その後、「ドラクエ」シリーズの生みの親である堀井雄二氏と、TVドラマ『相棒』や『警視庁捜査一課9係』などを手がけ、本作の脚本に携わった徳永富彦氏が登場。堀井氏は、とある芝居を見に行った際に偶然隣同士になった徳永氏と意気投合。本作の企画段階で「ドラマチックなシナリオを書ける人がいる」と青海氏に紹介し、シナリオの原案作りを依頼した経緯を説明した。また、徳永氏は堀井氏に対して「物語を作る達人。アドバイスをもらったことで、ペラ1枚だったプロットは話が膨らみ、気が付けば50ページにもなっていた」と絶賛し、当時を振り返った。
そして、サプライズゲストとして山田孝之がイベントに参加し、堀井氏とトークを繰り広げた。ツェザールのビジュアルの第一印象について山田は「超カッコ良かった。『うわ、マジかよ!?』と思い、プレッシャーでした」と感想を述べたほか、アフレコについて、「呪文や技を繰り出すところはすごく楽しかった。でも、所々セリフはもうちょっと勉強しなきゃなと感じました」と素直な気持ちを吐露。また、「ドラクエ」シリーズをプレイする際、山田はプレイヤー名に「そらまめ」と付けていることも発覚。意外なプレイヤー名に会場からは拍手が起こった。
そんな山田に対して堀井は「何も言わなくてもツェザールそのもの。自分が納得するまで何度もやり直していて、熱意がすごかった」と大絶賛。
その後、山田は開発者2名と堀井氏とともにマルチプレイを体験。ツェザールでプレイした山田は「様子を見ている……」と余裕の「ドラクエ」ネタを炸裂させつつ、今回のボスキャラ「デスプリースト」を見事に撃破。大きな拍手に包まれる中、イベントは幕を閉じた。
『ドラゴンクエストヒーローズII 双子の王と予言の終わり』は5月27日発売予定。価格はPS4版が8,424円(税込)、PS3/PS Vita版が7,344円(税込)。
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(担当ぱぴい)