ドイツの心理学者ユングは、質問により人の性格を「思考・感情・感覚・直感」の4タイプに「内向・外向」の2類型を合わせた計8タイプに分類しています。
その8タイプ分類に、西洋占星術の「12星座」を組み合わせ、より詳しく性格を解説するのが、この「ユング心理占星術」。心理学と占いの観点から、科学的にエレメント別に各相性をご紹介致します。今回は魚座への接し方についてみてみましょう。
まずは、このテストに答えてください。次のうち一番近いものを選んでみましょう。Q.あなたは誕生パーティーに呼ばれました。そこでケーキが登場。さて、あなたはどうしますか?
1、人数をまず確認し分ける 2、カロリーや成分をチェックする3、自分の好きな人に切り分ける 4、一番大きいのが誰か気になる5、ロウソクを立てていく 6、どこのケーキか調べる7、誕生日プレゼントを知りたい 8、今日は何の日か気になる
それでは、魚座とどう接すればいいのか、あなたの選んだ番号を見ていきましょう。
あなたにとって魚座の人は、どこかめそめそしていて話にならない相手と感じるかもしれません。こちらが理論的な話をしているのに、どこか夢物語のような受け取り方しかしていないような気になるのかも。
しかし、腹をくくった魚座は意外とタフ。信念を持った時の魚座の強さを目の当たりにすると、意識が変わるでしょう。言葉の壁を超えた先に何かを持っている相手でしょう。
あなたにとって魚座の人は、どこか放っておけない可愛い存在と言えるでしょう。お人好しで騙されやすく、しかもデリケート。あなたの母性・父性本能を無条件にくすぐる相手なので、ついつい甘くなってしまいがちに。
しかし、魚座は依存性のあるものに弱く、お酒、タバコ、博打、異性関係にハマりやすいところがあります。優しくするだけではなく、時には厳しく接することも忘れずに。
あなたにとって魚座の人は、かなり理解不能な存在かもしれません。目に見えないものを大切にする魚座と、目に見えるものを前提に話をするあなたとでは、ある意味水と油でしょう。いつもフワフワした話をしていて、現実的でないと一蹴するかもしれません。
しかし、「癒し」と言った無形のものの価値を教えてくれる他ならない存在とも言えます。自分の知らない世界を広げてくれる相手でしょう。
あなたにとって魚座の人は、言葉以外のツールで分かり合える存在どうしと言えるでしょう。お互いイメージでモノを考え、パッと頭にひらめいたことを形にしていけるため、一緒にいてこの上なく楽しいと言えます。
しかし、とりとめがなく気分で方向性が変わったりするため、時として空中分解を起こしてしまうことも。しっかりした人が間に入ってくれることで関係にも締まりが出るでしょう。
これまで星占いなどで、星座で言われている自分と実際の自分が違っていた、なんてことはありませんでしたか?
それはこのユング心理学のタイプ論を併せてみることで修正されるはず。ユング心理学では、本来のその人の持つ本質を正しく理解することで、自己表現力や他人への理解力が高まるとされます。
つまり、占いだけでなく、心とよく向き合って、性格に合わせた心地いい生き方を選ぶことが重要なのです。あなたの心の本質と生まれ持った先天的な資質を組み合わせれば、きっと人間関係も円滑にいくでしょう。(脇田尚揮/ライター)
(ハウコレ編集部)