中谷元防衛相は11日午前、オーストラリアのキャンベル陸軍本部長と防衛省で会談し、米豪両国が隔年で開催している軍事演習「タリスマン・セーバー」について、「今後とも陸上自衛隊を参加させたい」と述べ、陸自の定期的な参加を検討する方針を示した。陸自は昨年7月に行われた同演習に初参加した。

 また、安全保障関連法施行に関して中谷氏は、「より積極的に国際貢献できる環境が整った。豪州との協力を進めていきたい」と述べ、国連平和維持活動(PKO)などでの連携を強める意向を強調した。