真島ヒロ原作による舞台「ライブ・ファンタジー『FAIRY TAIL』」の取材会が、本日4月11日に行われ、ナツ・ドラグニル役の宮崎秋人、グレイ・フルバスター役の白又敦、ジェラール・フェルナンデス役の荒木宏文が出席した。
稽古に入ってから2週間が経ち、宮崎は「今はまだ探っていたり、どうやってやろうか模索しているところ」とコメント。これからセットを組んだ状態の広い稽古場に移ることを説明し、「もっともっと新しい世界が作れるんじゃないかと思います」と期待を語った。また演出を担当する児玉明子について、「アイデアが本当にすごい」とひと言。「どこからそのアイデアを持ってくるんだろうと思うところがいっぱいあるので、観ているお客さんもすごく楽しめるんじゃないかなと思います。僕自身、外から(お客さんとして)観たいなって」と笑顔を見せた。
今作で露出の多い衣装を着る宮崎と、脱ぎ癖があるグレイ役を演じる白又は「暇さえあれば(稽古場の)隅っこで身体を鍛えている」と告白。宮崎は白又について「(白又は)勉強家で。プロテインのこととかも教わりながら鍛えています。先生です」と明かす。また「ほかの露出のないキャストも(筋トレに)付き合ってくれて、みんなでやっています」と裏話を披露した。また宮崎は「やっぱり体に紋章があるっていうのは気が引き締まりますね」と心境を語る。「ちゃんと誇らしく(紋章を)付けられるように、肉体もそうだし精神的にも、もっともっとナツになっていきたいと改めて思いました」と決意を露わにした。
荒木は「今日で衣装を着るのは3回目なんですが、着るたびに衣装さんやメイクさんが修正を施してくれていて。舞台上で動いても、どこから観られてもキャラクターの色が壊れないように、細部までこだわって作ってくれているので、今日見せている状態よりも、本番になるとさらにいいものになっていると思います」とコメント。続けて「彼ら(宮崎と白又)の肉体も、今はまだしっかりと肉をつけている段階。筋肉を大きくしてから減量しないといけないので、今は若干肉付きがいい状態なんです。これから減量に入るので、本番はしっかりと作り上げていると思います」と宮崎と白又に代わって説明する。「本番は衣装という名の筋肉も揃っていると思うので」と付け加えると、「うまいこと言うなあ(笑)」と白又と宮崎の笑いを誘っていた。
また今作では最新の映像技術を使い、魔法や戦いのシーンを表現。取材会ではその中の1つである、「ビジュアルポイ」を用いた演出が宮崎によって披露されるひと幕も。空中に描かれる軌跡で炎が表現される演出に、取材陣からは驚きの声が上がった。気になる人はぜひ劇場にて確認してほしい。
「FAIRY TAIL」は魔導士ギルド「妖精の尻尾」に所属する魔導士のナツやルーシィの冒険を描くバトルファンタジー。舞台は4月30日より池袋・サンシャイン劇場にて上演される。主人公のナツ・ドラグニル役は俳優集団D-BOYSの宮崎秋人、脚本と演出は舞台「ライブ・スペクタクル『NARUTO-ナルト-』」や舞台「美内すずえ×ガラスの仮面劇場『女海賊ビアンカ』」を手がけた児玉明子が担当する。
日程:2016年4月30日(土)~5月9日(月)
会場:池袋・サンシャイン劇場
原作:真島ヒロ「FAIRY TAIL」(講談社「週刊少年マガジン」連載)
ナツ・ドラグニル:宮崎秋人(俳優集団D-BOYS)
ルーシィ・ハートフィリア:愛加あゆ
ブレイン/ゼロ:郷本直也
富岡晃一郎:一夜
ジェラール・フェルナンデス:荒木宏文(俳優集団D-BOYS)
声の出演ハッピー:釘宮理恵
シャルル:堀江由衣
(c)真島ヒロ/講談社 (c)「FAIRY TAIL」舞台製作委員会 2016