東京五輪エンブレム 最終候補4作品は出来レースと元審査員がブログにぶちまける | ニコニコニュース

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ゴゴ通信



4月8日の17時25分に発表された東京五輪の新エンブレムの最終候補4作品。オリンピック、パラリンピックのエンブレム案が公開され、25日に最終決定されるという。

しかしこの東京五輪エンブレムは出来レースだと元審査員の平野敬子さんはいう。平野敬子さん自身のブログには“1対3の構図 – 「A案」VS「BCD案」”というエントリーが公開され、次のように書かれている。

“公開されたA、B、C、Dの4つのデザイン案が並んでいる様子を見て、デザインの特徴から「A案」と「BCD案」という1対3の構図に見えました。4案の中で1案を選ぶという方法論において、先頭に配置された1案だけが際立つ見え方は不適切であり、「A案」ありきのプレゼンテーションだと受け取りました。”

冒頭部分にはこのように書かれており、A案で既に決まっており、BCD案は“かませ犬”的な存在だという。平野敬子さんは続けて根拠もブログに記している。

“(1)色彩
「A案」は、エンブレムと「TOKYO 2020」のロゴタイプを日本の伝統色の藍色のワントーンで表現。無彩色に近い色相による落ち着いた印象。
「BCD案」は、赤と金を基調色とし、緑や青などの有彩色を加え、五輪マークの色彩の印象を登用し、祝祭感を表現している。

(2)基本形状
「A案」は、正円。オリンピック・エンブレムは、パーツの市松の配置に一部非対称性はあるものの、印象としてはシンメトリー。パラリンピック・エンブレムは完全なシンメトリー。 ”

と色彩と基本形状がAだけ特徴的だとしている。また次の様にも根拠を挙げている。

“複数のデザイン・プランの嗜好を分析する場合、精度を求める調査では、「A・B・C・D」や「1・2・3・4」という順列を示す記号は用いません。なぜならば、記号の順列が心理に影響を及ぼし、調査結果に影響するからです。ですので通常は、例えば「K・G・l・M」といったランダムな、相互の関係性に意味が生じない記号を用いることが適切とされ、この方法によって公平かつ精度の高い調査結果が得られることとなります。今回の五輪エンブレム4案発表の構図を見る限りにおいては、デザインとしての良し悪しの問題以前のこととして、比較論として「A案」が選ばれやすい状況が整っている、つまり「A案」に特別な優位性が与えられた不平等な発表形式であると受け取りました。”

このようにABCDと並んだ場合は人は心理的に「A」を選んでしまう傾向があるのだという。実際にそうなのだろうか? Twitterアンケート機能でABCD案のどれが良いか24時間アンケートを採ったところ、なんと1番人気だったのはD案。次いで2番目はB案、A案は3番目という結果になった。この根拠は全く的外れということになる。
様々な根拠も挙げるが全て推測でしかなく、出来レースと呼べる決定的な証拠には至っていない。

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— ソル (@sol_getnews) 2016年4月8日

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