スポーツ選手、食べ物屋さん、警察官、タレント・・・。これらは、全国の幼児・児童を対象に実施された「大人になったらなりたいもの」調査(第一生命保険が2016年1月に発表した第27回アンケート結果)のトップ10に入った人気の職業だ。
では、大人に「なりたいもの」をたずねたら、同じように夢多き、きらきらした職種が並ぶ結果になるのだろうか? 生まれ変われるなら? そんな調査が実際に行われ、気になる調査結果がこのほど発表された。
男性1位、女性3位の人気職業はオウチーノ総研は、首都圏在住で20~59歳の男女1164人(学生を除く)を対象に「『もしもの話』に関するアンケート調査」を行った。
「もし生まれ変わったら、就いてみたい職業は何ですか?」と質問したところ、最も多かったのが「会社員」(7.6%)。次いで「芸能人」(7.3%)、「医師」(5.5%)という結果となった。
男女別では、男性1位が「会社員」(9.9%)。「スポーツ選手」(6.9%)「芸能人」(5.8%)と続いた。女性では「芸能人」(8.8%)が最多で、「医師」(5.7%)「会社員」(5.2%)と続いている。
会社員人気はちょっと意外に思えるが、選んだ人は「今のままが良いから」「普通が良いから」「安定しているから」「楽だから」などを理由に挙げているという。
一方、「芸能人」「スポーツ選手」「医師」と回答した人は、「夢だったから」「本当はなりたかったから」と率直に理由を明かしている。
ちなみに、「特に就きたい仕事はない」は10.1%、「働きたくない」は8.8%だった(調査は16年3月11日から15日まで、インターネットを通じて実施。結果は3月31日発表)。
脳の構造も変わるなら調査結果を受けて、ツイッターには「自分が生まれ変わったらこんな職業になりたい」という話題が続々と投稿されている。
「プロ野球選手!と思ったけど、優秀なクリエイターでも良いかも」(ヘルスケア関連業界)
「脳の構造も変わってくれるなら、パイロットか建築士だな」(IT関連業界)
「とびきりの美人に生まれて、芸能人になりたい(笑)!」(気象予報士)
など、今の仕事とはかけ離れたような花形職業に就きたいという「夢追い人」が数多く見られる。
調査結果同様「会社員」という声もあったが、
「今の仕事でも良いが、給料がより高くなければダメだ!」(鉄道業界)
とあくまでもリアリズム。(MM)