お笑いコンビ・キングコングの西野亮廣が、東京五輪エンブレムの公募で落選したエンブレムを集めて公開する『負けエンブレム展』を開催すると自身のブログで発表した。公募に落選したデザイナー・イラストレーターから作品を募集し、五輪エンブレムが最終決定する25日に公開するとしている。
西野は、8日に発表された東京五輪エンブレムの最終候補4作品を、「おそろしく無難なデザイン」で、「悪くもないが、良くもなくて、超ツマンナイ」と批評。一方、応募総数が多いことや細かい規定、利用前提があり「無難」になるのは当然の結論でもあるとしている。
しかし、自身が制作したエンブレム「和衷共同」を実際にコンペに提出した西野には、「もしかしたら、落選した作品の中に素晴らしいデザインがあったのではないか?」という疑問が残り、「コンペに参加したデザイナー・イラストレーターにチャンスを与えたくて、そして、あまりにもブラックボックスすぎる今回のコンペの質を知りたくて」という思いで、『負けエンブレム展』を開催することに至ったという。
『負けエンブレム展』へは、作者名、作者連絡先、作品名、画像、コンセプト、東京五輪の公募に募集した事を証明できる画像(大会組織委からのメールなど)を、西野のFacebookにDMを送ることで応募することができる。
■西野亮廣のエンブレム
【作品名】
和衷共同
【コンセプト】
東京の伝統工芸品『江戸漆器』をベースにした蝶は、1つの胴体と4枚の羽根、計5つのパーツ(5大陸)が協力することで空に舞う(協力しない空に舞うことができない)様子を表現しています。