1987年4月から1996年3月に生まれた、いわゆる「ゆとり教育」を受けた世代について、「ゆとり世代」と言われています。詰め込み型ではなく「ゆとりを持った」教育を受けてきた世代は、ちょうど現役の大学生のみなさんにも当てはまりますよね。そんな大学生のみなさんが「自分ってゆとり世代だな~」と感じることについて、意見を聞いてみました。
Q.自分ってゆとり世代だな~と感じたことはありますか?
ある……169人(42.14%)
ない……232人(57.86%)
自分のことを「ゆとり世代だな~」と感じる人は約4割程度でした。どんなときに実感するのか、詳しいエピソードを聞いてみましょう。
■土曜日は学校が休みだった!
「ゆとり教育」として一番有名なのが「土曜日は学校が休み」ということではないでしょうか。自分より下の世代から「土曜日が休みじゃなくなった」ことを知って初めて「自分はゆとり世代なんだ」と実感する人も多いようです。
■授業内容が違う!
「ゆとり教育」では、それまでの授業の時間が減らされて、教える内容も少なくなりました。そんな「ゆとり教育」の後の世代が、自分のときよりも早い段階で新しいことを教わっているのを見ると、ちょっと驚きますよね。
■打たれ弱い……。
学校での指導が厳しくなかったせいか「親以外の人から怒られ慣れていない」「打たれ弱い」という意見も多くありました。小学校や中学校のときに先生から怒られた経験が少ないと「ちょっと叱られただけで落ち込んでしまう」のかもしれません。
■他人から言われて/むしろネタにする!
年齢やミスをしたときに「ゆとり世代だからね~」と他人から言われると実感する、という声もありました。ちょっとミスをしたくらいで「ゆとりだから」なんて言われるのはイヤですよね。「私たちゆとりだし」とネタにした方が楽しく過ごせそうです。
自分のことを「ゆとり世代だな~」と感じたことのある人から、さまざまなエピソードが寄せられました。主に学校教育の場で、ゆとり世代とその下の世代とのギャップを感じた人が多いようです。大人たちが年齢だけで「ゆとりだから」と決めつけるのもよくないですが、意外にも当事者たちは「私たちゆとりだし」と開き直って(?)いるのかもしれませんね。
マイナビ学生の窓口調べ調査日時:2015年3月