アニメーター経験なしの人がたった一人でアニメ『絶望の怪物/ DESPAIR OF MONSTER』を制作している。
現在、完成に向けてクラウドファンディングサービス『CAMPFIRE』で支援金を募集している。
https://camp-fire.jp/projects/view/5072キャラクターボイス以外は全て監督のコタニジュンヤ氏個人が手掛け、既に1分40秒のプロローグが公開されている。
ボイスは『こえ部』のユーザーが担当しており、完全なるアマチュア作品になっている。
●アニメーター経験のない監督が挑む23分
コタニジュンヤ氏は元アニメ背景美術スタッフで『ヘルシング』などに参加した経歴を持つ。だが個人でアニメを作ると思い立ったのは発作的なもののようで、周囲からも反対されたようだ。
それでもアニメを作りたいという情熱だけは消えることがなく、1か月半の時間を費やしてたった一人で1分40秒のプロローグ映像を完成させた。
『絶望の怪物/ DESPAIR OF MONSTER』というタイトル通り、少女の悲しい物語になるらしい。
脚本と絵コンテは既に完成しているとのことだ。
■目標は570万円
通常、30分アニメ制作には1カット2~3万円、計1000万以上の費用がかかるところを、コタニジュンヤ氏は1カット9000円にすることでコストを抑制している。
そのため目標金額は570万円に設定されており、通常の30分アニメの約半分の値段になっている。
予算は本編映像、音響やリータン費用に利用される。
支援者は金額に応じて壁紙や本編DVD、完成披露試写会招待などの特典が用意されている。
22か月あれば完成できるらしく、今後は進捗をこまめに行うようだ。
コタニジュンヤ氏は「本作が成功すれば、バンドを結成してインディーズCDを出すような感覚でアニメを作れる時代が来るかもしれない」と語っている。
https://camp-fire.jp/projects/view/5072※画像の使用はコタニジュンヤ氏より許諾を得ています
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