観光庁は11日、長野県軽井沢町のスキーバス事故を受けて、貸し切りバスツアーを行う全国の旅行会社86業者を抜き打ちで立ち入り検査した結果、31業者で計42件の違反を確認したと発表した。是正を指示して改善を確認しており、処分は行わなかった。
同庁によると、運送申込書の保存や記載不備が16件と最も多く、外務員証の不備が6件と続いた。この他に、安全性を担保するため国が定めた基準を下回る運賃で契約した疑いのある事例も複数確認され、国土交通省が事実関係を確認している。