あなたもシンデレラになれる体験コーナー、再現ドレスも展示。 | シンデレラの世界展 | ニコニコニュース

Brown, Taggard & Chase 社版『シンデレラ』 (1858 年)の再現ドレス
イベニア

特別展ー かわたまさなおコレクション ーシンデレラの世界展
~ アメリカに渡ったシンデレラ・ストーリー ~

日比谷図書文化館で4月23日(土)から6月22日(水)まで、シンデレラをテーマにした展覧会が開催される。

現在では誰もがよく知っているシンデレラの物語。実は世界各地に様々なバージョンがあり、その起源には諸説ある。17世紀フランスの作家シャルル・ペローや、19世紀ドイツの民話研究家グリム兄弟のバージョンを介しヨーロッパ中に広まった。

その後、アメリカに渡ったシンデレラの物語は、「夢に向かって着実に努力を続ければ、誰もが必ず成功できる」というアメリカン・ドリームを体現する物語として人気を博した。

同展は、アンティーク絵本のコレクターである川田雅直氏(株式会社アトランスチャーチ代表)が全面的に協力し、19世紀から20世紀中頃にかけてアメリカで出版された貴重なシンデレラの絵本や、印刷物を展示する。

さらに、100年前の絵本に描かれたシンデレラのドレスを再現、ガラス乾板に焼き付けられた物語の再現動画、しかけ絵本、豆本、リネン・ブックなど面白いつくりの絵本、シンデレラ関連グッズなど、ここでしか見られない貴重なコレクションを約150点展示する。また、撮影コーナー「あなたもシンデレラに!」も設けられる。

アメリカに渡ったシンデレラの世界を見てみよう。誰もが知っているようで知らない、シンデレラの世界が広がる。

◆展示構成


・アメリカ児童文学の夜明け(19世紀)  
・広がる児童書マーケット(20世紀初頭)
・ジャズ・エイジのシンデレラ(1920年代)
・世界恐慌とシンデレラ・ドリーム(1930年代)
・第二次大戦の終結とベビーブーム(1946-64)
・アメリカンドリームとシンデレラストーリ
・マクローリン・ブラザーズ社 ―――アメリカ絵本出版社の草分け
撮影コーナー「あなたもシンデレラに!」

◆かわたまさなおコレクションについて


川田雅直氏(絵本コレクター、㈱アトランスチャーチ代表)がプリンセス、シンデレラをテーマに、デザイナーの視点で100年経っても飽きがこないデザインの優れた絵本、グッズ等を25年にわたって収集したコレクション。特にシンデレラの絵本は、挿絵の素晴らしさに魅かれ、所有する冊子は300冊以上におよぶ。

◆関連イベント


・レクチャー&トーク・セッション「シンデレラと出版文化」
日時:6月4日(土)14:00~15:30(13:30開場)
場所:日比谷図書文化館 地下1階 日比谷コンベンションホール(大ホール)
パネリスト:馬場聡(日本女子大学英文学科 准教授)、李佳欣(講談社第六事業局第一出版部海外キャラクター編集)、川田雅直(絵本コレクター、株式会社アトランスチャーチ代表)
定員:200名(事前申込順、定員になり次第締切)
参加費:500円

◆会期


2016年4月23日(土)~6月22日(水)
※休館日は5月16日(月)、6月20日(月)

◆観覧時間


平日10:00~20:00、土曜10:00~19:00、日祝10:00~17:00(入室は閉室の30分前まで)

◆会場


千代田区立日比谷図書文化館 1階 特別展示室
(東京都千代田区日比谷公園1-4)

◆観覧料


一般300円、大学・高校生200円
※千代田区民・中学生以下、障害者手帳の所持者および付添者1名は無料
※住所が確認できるもの、学生証、障害者手帳持参

(2016年4月12日時点の情報)