【宇多田ヒカル/モデルプレス=4月15日】4月4日より音楽活動を再始動した宇多田ヒカルの新曲「花束を君に」、「真夏の通り雨」の全貌が15日に明らかになった。両楽曲のMVが、宇多田のオフィシャルサイトで公開されたほか、主要配信サイトでダウンロード販売、ラジオ等でのオンエアもスタートした。
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◆「とと姉ちゃん」主題歌「花束を君に」は「忘れえぬ人への想いを花束に寄せて」
NHK連続ドラマ小説「とと姉ちゃん」の主題歌「花束を君に」のMVは、同ドラマのオープニング映像を担当している切り絵作家・辻恵子氏の作品を曲に合わせてアニメーション化。「宇多田ヒカルさんの歌声、歌詞は聴きこむほどに深く、絵で共演できた事、とても光栄です」と喜びを明かした辻氏は、「路面電車や青い服の女の子など『とと姉ちゃん』のオープニング映像で登場した、懐かしい雰囲気のモチーフの貼り絵以外にも新しい登場人物・赤い服の女の人や風景も加わって、現代的、あるいは近未来的な姉妹作品となりました」と作品を紹介した。
また、演出の小川純子氏は同曲のMV制作にあたり、「どんなに離れたくない関係にも、避けられない別れがやってくることがあります。忘れえぬ人への想いを花束に寄せてストーリーを描こうと思いました」と同作に込めた思いを告白。「花束を受け取る『君』は、自分自身の本来の姿を認め、暮らしを選び、還る女性としました。自己肯定することで経験する別れを私たちは知っているでしょう。『とと姉ちゃん』にも登場する青い女の子は花束の届け手として登場します。どうぞお愉しみください」とアピールした。
◆「NEWS ZERO」テーマ曲「真夏の通り雨」は「観る人それぞれの記憶が想起されるような映像」
対して日本テレビ「NEWS ZERO」テーマ曲「真夏の通り雨」のMVについて、柘植泰人監督は、「何の前触れもなく過去の記憶がふっと蘇って心を持っていかれるさまをなんて言うんだろう。今回の楽曲を聞いてそんなことを思いました」とコメント。「断片的なイメージの中に、観る人それぞれの記憶が想起されるような映像を目指しました」と打ち明けた。(modelpress編集部)