「ビタミンCをとった方がいいよ!」なんて、誰もが人生の中で1度は言われたことがあるはず。でも実際に「ビタミンC」って何に効くんでしょうか。今回は、そんなビタミンCの今更聞けない効能をご紹介します。
ビタミンCは体内で合成することができないので、必要摂取量を食事などによって摂取する必要があります。ビタミンCは体内でコラーゲンを生成するため、人間にとって必須のビタミン。骨や歯を強くするのを助け、免疫力もビタミンCによってアップします。
成人は1日に100ミリ取る必要があると言われていますが、ビタミンCは水溶性のため、尿とともに過剰な分は流れていってしまいます。つまり摂り溜めはできないので、毎日摂取する必要があります。
ビタミンCには、具体的に次のような効果があります。
1.紫外線予防メラニン色素を作り出す「チロシン」という物質を抑え、色素沈着を防ぎます。日焼け後のお肌の炎症による活性酵素を分解し、お肌へのダメージを減らすことができます。
2.肌質改善肌のコラーゲンの合成を増やし、プリンプリンのお肌を取り戻します。ニキビ肌の改善活性酵素を分解し、ニキビの炎症を抑えます。過剰な皮脂の分泌を抑えるため、ニキビ予防につながります。
3.二日酔い防止ビタミンCは二日酔いの原因となるアセトアルデヒドの分解を助けてくれます。二日酔いにならないために事前にビタミンCを摂取するのも良いですし、二日酔いになってしまった後に摂取すると二日酔いが緩和されます。
毎日取る必要があるビタミンC。以下の食材なら、カンタンに1日の必要量を摂取できますよ。◆フルーツ編・・グレープフルーツフルーツはビタミンCが多くグレープフルーツ半分の量で45ミリグラムのビタミンCが含まれています。そして食物繊維、カリウム、そして多くのビタミンAが含まれています。グレープフルーツはカロリーが低く、半分でたったの37カロリーです。
・いちごカップ1杯のいちごには98ミリグラムのビタミンCが含まれていてカリウム、マグネシウム、葉酸、そして食物繊維も豊富です。
・パイナップル1カップあたり80ミリグラムのビタミンCを含み、カリウム、マグネシウム、食物繊維も豊富でカロリーは80カロリーです。
・キウイ1つに60ミリグラム以上のビタミンCが含まれている、まさにビタミンCの宝庫。またキウイはカリウムと食物繊維が豊富に含まれており、かつ1つ40キロカロリーというヘルシーさです。
・ピーマンピーマンは中くらいのサイズ1つで95ミリグラムのビタミンCが含まれています。これほぼ、は成人女性の1日に必要な量に相当します。ピーマンはカリウムそしてビタミンA,Kを含み低カロリーです。
・鷹の爪唐辛子はピーマン同様にビタミンCが多く含まれており1つあたりに150ミリグラムのビタミンCが含まれています。また食物繊維、ビタミン A、ビタミンBそしてカリウムが豊富です。
・ブロッコリー刻んだブロッコリーカップ1杯で81ミリグラムのビタミンCが含まれています。(加熱することによりビタミンCが少し失われます)カロリーは30カロリー。
ブロッコリーはカルシウム、カリウム、食物繊維、ビタミンA,Kそしてさらに強力な抗酸化作用の効能がある物質がたくさん含まれております。
・キャベツキャベツには1カップあたり30ミリグラムのビタミンCが含まれており、抗菌物質、ミネラル、ビタミンK、食物繊維が多く含まれています。
・トマトトマト1つに20ミリグラムのビタミンCが含まれおり、コップ1杯のトマトジュースで120ミリグラム以上のビタミンCを摂取することができます。ビタミンA、リコピンなど、「抗酸化作用」が強い成分がたくさん含まれています。
体内で合成することができないビタミンC、上記に示した食品で簡単に1日100mgの摂取ができます。
しかし、外食が多く食事で摂取するのが難しいならばサプリメントでもいいので1日の必要摂取量を補うことをお勧めします。(桃助/ライター)
(ハウコレ編集部)