気象庁の青木元・地震津波監視課長は14日夜、記者会見し「一般的に陸域で震源の浅い地震は余震が多い。規模が小さくても、震源の真上では強く揺れる恐れがある」と述べ、今後1週間程度、余震活動に警戒するよう呼び掛けた。
気象庁によると、九州地方で震度7を記録したのは初めて。今回は震度6強の余震が発生するなど、強い揺れを伴う余震が複数回起きている。阿蘇山など周辺の火山活動に変化は見られず、「直接の関連性はない」という。
青木課長は、過去の観測などから今回の地震が最も大きな揺れが先行する「本震―余震型」との見方を示した上で、「地震の規模が小さくても、震源の直上では本震に近い強い揺れを観測することもあるので、十分注意してほしい」と述べた。