ホンダは14日、熊本県で震度7の地震が発生したことを受け、二輪車を生産していた熊本製作所(熊本県大津町)の操業を停止した。従業員の安否を確認している。三菱電機も半導体工場(合志市)と液晶工場(菊池市)の操業を停止し、従業員を屋外へ避難させた。両社とも工場設備を点検し、生産再開を判断する。
ソニーも菊陽町にあるスマートフォンなどに使う画像用半導体の主力工場の操業を停止した。熊本県には、半導体製造装置大手の東京エレクトロンの工場も合志市と大津町にあり、ブリヂストンは玉名市で産業用ホースなどを製造している。
ソニーは「製造設備などの被害状況は現時点では不明」(広報・CSR部)、ブリヂストンは「生産設備に大きな被害は出ていない」(広報部)と説明。東京エレクトロンは「建物の倒壊など大きな被害は出ていない。設備の被害は確認中」(総務部)と話している。