生後3週間の長女を殺害しようとしたとして、神奈川県警少年捜査課は14日、殺人未遂容疑で母親で同県平塚市の私立高校3年の生徒(19)を逮捕した。「育児に悩み、顔にポリ袋を乗せ殺そうとした」と容疑を認めているという。

 逮捕容疑は3月9日午後1時55分ごろ、長女の顔の近くにポリ袋とタオルを置き、窒息による低酸素性虚血性脳症にした疑い。

 同課によると、女子生徒は自ら「呼吸していない」と119番したが、「かわいいと思えなかった」などと話したため、病院から連絡を受けた児童相談所が平塚署に通報した。

 長女は心肺停止状態で搬送され、医師の処置で約40分後に蘇生。脳の一部が壊死(えし)し、自分でミルクが飲めないなど後遺症が残るという。