時事通信が8〜11日に実施した4月の世論調査によると、旧民主、維新両党が合流して3月末に誕生した民進党の政党支持率は4.2%だった。3月調査では旧民主5.6%、旧維新0.4%、計6.0%の支持率があったが、民進党への支持はこれを1.8ポイント下回り、新党に対する期待感の乏しさが浮き彫りとなった。
安倍内閣の支持率は、前月比2.7ポイント増の45.3%。3月調査は6カ月ぶりに下落したが、1カ月で上昇に転じた。不支持率は同2.1ポイント減の34.2%だった。
内閣を支持する理由(複数回答)は、「他に適当な人がいない」19.7%、「首相を信頼する」12.8%、「リーダーシップがある」10.7%などの順。支持しない理由(同)は、「期待が持てない」17.7%、「政策が駄目」15.3%、「首相を信頼できない」14.4%などとなった。
政党支持率は、自民党が前月比0.8ポイント増の23.9%でトップ。民進が2位で、以下は公明党3.1%、共産党1.4%、おおさか維新の会0.8%、社民党0.8%など。支持政党なしは63.6%だった。
調査は全国の成年男女2000人を対象に個別面接方式で実施。有効回収率は63.4%。