為替安定の重要性確認=税逃れ防止へ情報共有―G20声明、財務相会議閉幕

 【ワシントン時事】米ワシントンで開かれていた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は15日午後(日本時間16日未明)、2日間の討議を終えて閉幕した。閉幕後に発表した共同声明には、「為替レートの過度な変動や無秩序な動きは経済・金融安定に悪影響を与え得ることを再確認する」と明記された。

 また、世界経済の失速回避に向け、政策を総動員することも改めて強調。タックスヘイブン(租税回避地)の実態を暴いた「パナマ文書」問題では、租税回避防止に向けた情報共有での連携を全ての関係国・地域に求めた。