【実験】この画像から「T」を素早く探し出してみてください! | ニコニコニュース

【実験】この画像から「T」を素早く探し出してみてください!
バイレーツ

突然ですが、この画像の中から「T」を見つけてみてください。なお、赤色の中に「T」はありません。

画像出典:IFLScience

さあ、見つけられただろうか? 

意外と、時間がかかった人も多いのではないでしょうか?

というのも今回のように、先に何らかの情報が与えられていると、普通の人は逆に探すスピードが遅くなってしまうのです。

ただし、「普通の」と言うように、条件次第では逆に探す速度を上昇させることが出来るとのこと。

この研究成果を発表したのは、アメリカ・メリーランド州に位置するジョンズ・ホプキンス大学の研究チーム。

研究チームによると、上の「T」探しに似たテストを実験の参加者に行ってもらった結果、前述の興味深い事実が浮かび上がってきたという。

実際に行われた実験は、パソコンの画面に表示される色とりどりの図形の中から「B」か「F」の文字を見つけ出すというもの。

また、ランダムで「この色の中に「B」(F)はありません」というヒントが、表示される仕組みになっていた。

参加者のほとんどは実験の開始直後にヒントが出ても困惑するか、探す速度が低下していたそうだが、実験が100回を超えるころには、参加者に劇的な変化が現れたという。

これまで探す速度が下がっていた、ヒントが表示された場合に逆に探す速度が上昇し始めたのだ。

作家のコービン・A・カニンガムさんによると、この発見は学術的なものに留まらず、将来的には専門の訓練プログラムと合わせて、形状の判別することを専門とした職種を生み出す可能性まであるという。

「現在でも、放射線技師や空港の荷物検査員などはまさにこのスキルを必要とする職業です。瞬時に自身が見たものを判別しなければいけないわけですから。こういったスキルを必要とする仕事の需要はまだまだありますよ」とカニンガムさんは語っている。

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参照・画像出典:IFLScience/Can You Find The “T” In This Image?
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)