ブンデスリーガ第30節が16日に行われ、レヴァークーゼンと日本代表MF長谷部誠が所属するフランクフルトが対戦した。 チャンピオンズリーグ本戦出場権獲得となる3位ヘルタ・ベルリンを勝ち点差1で追いかける4位レヴァークーゼンは、現在4連勝中と好調を維持。5連勝をかけ、FWハビエル・エルナンデス、MFハカン・チャルハノールらが先発に名を連ねた。一方、17位と降格圏に沈むフランクフルトは入れ替え戦出場となる16位ブレーメンと1ポイント差、残留ラインの15位アウクスブルクとは3ポイント差と、負けられない戦いが続く。長谷部はボランチの位置で3試合連続の先発出場を果たしている。 試合は互いになかなかチャンスが作れないまま時間が経過していく。28分にはレヴァークーゼンが右CKを得ると、クロスボールのこぼれ球を拾ったカリム・ベララビが右足でミドルシュートを放ったがGKの正面。40分には左サイドからのFKにユリアン・ブラントが頭で合わせたが、ここもGKにキャッチされ、前半は0-0のまま折り返す。 後半に入り56分、フランクフルトは左サイドから攻撃を仕掛けると、ハリス・セフェロヴィッチからのクロスをファーサイドでフリーとなっていたゾニー・キッテルが右足ハーフボレーで合わせる。しかしこのシュートはわずかに枠の左へ逸れてしまった。 70分、レヴァークーゼンがアクシデントに見舞われる。相手選手との接触で左ひざを痛めていたJ・エルナンデスがプレー続行不可能となり負傷交代を余儀なくされてしまう。しかし代わって投入されたケヴィン・カンプルがファーストタッチで均衡を破る。左サイドからのFKがこぼれたところに反応したカンプルはエリア手前左から右足でボレー。これがゴール左隅に突き刺さり、レヴァークーゼンが先制に成功した。 勢いづくレヴァークーゼンは76分、カウンターで相手ディフェンスラインの裏を取ったベララビがエリア内左深くまで侵入。最後は中央にラストパスを通すと、走り込んだブラントが落ち着いてゴール左に決めて、リードが2点に広がった。 90分には左サイドでボールを受けたベララビがカットインから右足ミドル。グラウンダーのシュートがゴール左下に決まり、ダメ押しの3点目となった。試合はこのまま3-0で終了を迎え、レヴァークーゼンが5連勝を達成。一方、フランクフルトは3連敗となった。なお、長谷部はフル出場している。 次節、レヴァークーゼンは23日に敵地でDF内田篤人所属のシャルケと、フランクフルトは24日にホームでFW武藤嘉紀所属のマインツと対戦する。 【スコア】 レヴァークーゼン 3-0 フランクフルト 【得点者】 1-0 70分 ケヴィン・カンプル(レヴァークーゼン) 2-0 76分 ユリアン・ブラント(レヴァークーゼン) 3-0 90分 カリム・ベララビ(レヴァークーゼン)