4月16日、KANA-BOONの全国ツアー『KANA-BOONの格付けされるバンドマンツアー 2016』が、幕張メッセ国際展示場9〜11にて開催。1万5千人のファンが集結し、2時間半にわたるライブを披露した。
今年の2月にリリースされ、オリコンウィークリーチャート6位を記録したニューアルバム『Origin』を引っ提げてのツアーとなる今回。「フルドライブ」「シルエット」などの人気曲をはじめ、「Origin」の中からのナンバーが多数披露され、すでにフェスなどでも定番の「なんでもねだり」や「ダイバー」など、熱い演奏が繰り広げられた。また「Origin」初回生産限定盤DISC 2にコンパイルされている『KANA-BOONが人間をつくります。』からのナンバーも数多く披露された。
今回のツアーでは、タイトルにちなんで、メンバーを“格付け”する企画が展開。ツアーのコンセプトに沿ってメンバーはタキシードで登場。MC中にこのツアーのキャラクター犬、リッチーが、メンバーに対しファンから寄せられたクイズを出題し、正解すれば“一流”としてタキシードを着用したまま、スタッフからも一流バンドマンにふさわしい扱いを受けるが、不正解が続くと“二流”“三流”さらには“そっくりさん”に格下げされ、手ひどい待遇を受けるという、KANA-BOONらしさ溢れる演出が繰り広げられた。
中でも、谷口、古賀、小泉は途中で“三流”になってしまい、ライブ用タオルが雑巾に。古賀と小泉は最終的に“そっくりさん”までランクを下げ、衣装の袖をスタッフに引きちぎられるという屈辱を受け、会場の笑いを誘った。
そしてライブの終盤では、谷口が「みんなの頭の中で僕らの音楽が鳴り、みんなに力を与えることを強く願っています」と発言。多くの人の心にあり続けたいと、今後の決意を見せた。
このツアーは今後、名古屋、大阪、福岡のアリーナ公演と続き、7月3日に沖縄・ナムラホール公演で国内でのファイナルを迎え、その後7月9日に香港公演、10日に台湾公演が行われる。今後の公演ではどのような格付けが繰り広げられるのか、要チェックだ。
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