かつて「3K」といえば、「キツイ」「汚い」「危険」という、就職したくない職種をあらわす言葉として用いられていた。また、結婚したい男の条件として「高学歴」「高収入」「高身長」を指す「3高」という言葉もあった。「教えて！goo」には、そんなフレーズを下敷きにした「自分自身を『3K』で表現するとしたら、Kは何ですか？」という質問が寄せられていた。寄せられた回答を覗いてみると――。
■受験で目に「くま」、「子育て」する中年、人生を「後悔」する80歳……
「『勝手』『気まま』『気楽』でしょうかね」（yotani0425さん）
「『きれいな（？）嫁がいる』『かわいい子どもに恵まれている』『きっと明るい未来が待っている（といいな……）』」（ノムリンさん）
「『小柄』『謙虚』『倹約家』です」（breakablesさん）
などと、それなりに充実したリアルライフが垣間見える回答も目に付いたが、
「今の自分だったら、『くま』『苦痛』『きつい』ですね……笑。受験生なもんで」（hrnbonnn.さん）
「『汚い』『下らない』『姑息』」（witcity-ウィットシティー健一さん）
「『か』たこり、『き』んけつ、『こ』どもが嫌い」（ミッタンさん）
「『暗い』『キモい』『怖い』」（3timesさん）
などと、書き込まれた意見の多くはネガティブなものだった。また、
「『更年期』『高血圧』『高コレステロール』」（replicanticさん）
「『肩凝り』『腱鞘炎』『子育て中年』」（baruseronaaaさん）
という、中高年の大喜利のような回答も多数。さらに、
「『気弱』『後悔』『癇癪（かんしゃく）』の繰り返し、早くも八十歳、人は愚かなりが結論」（野球仙人さん）
という人生の重みを感じさせる回答もあった。ちなみに寄せられた回答から筆者の3Kを考えてみると、「苦痛」な日々を「姑息」に「後悔」しながら生きていても、そこから脱し、「気楽」に「謙虚」に「きれいな嫁」と一緒に生きられれば本望かもしれない……。みなさんの「3K」とは何だろう？
三枝大介（Daisuke Saegusa）