嵐・松本主演『99.9』高視聴率でジャニーズ「してやったり」!? 最大の被害者はフジではなく「SMAP香取」か | ニコニコニュース

「AC photo」より
Business Journal

 嵐の松本潤主演『99.9 ―刑事専門弁護士―』(TBS系)の視聴率が15.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)を記録したことがわかった。現状今期NO.1、好スタートを切ったとみていいだろう。

 民放屈指の人気ドラマ枠である「日曜劇場」での主演作であり、松本には非常にプレッシャーのかかる状況だったが、まずは結果が出たことにホッとしているのではないか。仲間の弁護士に香川照之や榮倉奈々など豪華キャストを配したTBSとしても安堵といったところか。

『99.9』のスタートダッシュにより、裏番組だった『OUR HOUSE』(フジテレビ系)は完全にあおりを受けた格好。初回視聴率は4.8%というまさに"大惨事"。シャーロット・ケイト・フォックスに芦田愛菜など話題性あるキャストを配し、フジとしても久しぶりの「日9」復活だったのだが、「日曜劇場」の貫禄に惨敗してしまった。すでに打ち切りの声すら出ている。

 しかし、今回の『99.9』によってもっとも「明暗」が分かれてしまったのは、このドラマの"前クール"ではないだろうか。SMAP香取慎吾主演『家族ノカタチ』は、全話平均視聴率が1ケタに沈んでしまった事実がある。

「『家族ノカタチ』は上野樹里、西田敏行などこちらも豪華キャストでしたが、数字は低空飛行を続けました。香取がSMAP解散騒動の渦中の中にありながら視聴率は伸びなかったんです。松本の主演作が高視聴率でスタートしたのはまさに『明暗』ですよ」(記者)

 同じジャニーズで、人気もトップクラスのグループメンバーとして主演した香取と松本だが、ここまで数字に差がついたことに驚いた人も多いかもしれない。しかし、ここまで差が出るのには明確な「理由」が......。

「『99.9』は、2月段階から宣伝を各番組でやりすぎなくらい行っていました。『家族ノカタチ』の放送中にもかかわらずです。これはジャニーズ事務所側が、解散騒動となったSMAPメンバーに対する"制裁"を行ったと見る向きも多い。ジャニーズとしても数字に差がついたのは『してやったり』だったのではないのでしょうか」

 ジャニーズ内での力関係が、数字という形で出てしまったということか。今後も『99.9』が高視聴率をキープすれば、ジャニーズ幹部としては「狙い通り」ということらしい。