2007年に『ミスト』というタイトルで映画化されたスティーヴン・キングの小説「霧」。そのTVシリーズの制作に、米Spike TVがゴーサインを与えた。米Hollywood Reporterなどが報じている。
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『The Mist(原題)』と題される本TVシリーズは、小さな町に立ち込めた一見無害な霧が、とてつもない混乱を引き起こす痛ましい物語。パイロットの制作は今年2月に決まっていたが、関係筋によると、制作陣のプレゼンと脚本の内容を見た同局は、パイロットのステップを飛ばして、10話構成のシリーズ制作を決定したという。
脚本・製作総指揮は、デンマークのTVシリーズ『Rita(原題)』を手掛けたクリスチャン・トープが担当。『スクリーム』シリーズのTWC - ディメンション・テレビジョンが制作を担う。
Spikeオリジナルシリーズ担当部門の代表取締役副社長シャロン・レヴィーは、「キングの素晴らしい知性と、TWC - ディメンション・テレビジョンの制作チームにより、『The Mist』は不可思議で衝撃的な恐怖に見舞われる町を描き、視聴者をスリリングな体験へと誘います」とコメント。また、TWC - ディメンションの親会社ワインシュタイン・カンパニーの共同会長ボブ・ワインシュタインは、「私たちは幸いにも、キング原作の映画『1408号室』と『ミスト』を制作・配給してきました。本シリーズをSpikeの看板番組にしたいと熱望しています」と意気込みを述べている。
TVシリーズの撮影は今夏にスタートし、2017年に放送開始の予定。これまでリアリティショーを中心に番組を編成していたSpike TVは、本作をもって、約10年ぶりにドラマシリーズを制作することになる。(海外ドラマNAVI)
Photo:スティーヴン・キング
(C)Kazumi Nakamoto/www.HollywoodNewsWire.net