地震の死者350人に=不明者捜索続く―エクアドル

 【サンパウロ時事】南米エクアドルの大地震で、同国政府は18日、死者は少なくとも350人に上ったと発表した。被災者の救助活動は続いているが、被害が甚大だった沿岸部のマナビ州では多くの建物が倒壊。がれきの下敷きになった人もおり、犠牲者はさらに増える可能性がある。

 大地震は、発生から30時間以上が経過した。生き埋めとなった被災者の生存率は24時間では80%だが、48時間では30%未満に低下するとされ、政府は軍や警察を投入し被災者の捜索を最優先に急いでいる。

 コレア大統領は17日、被害が甚大だったマナビ州を視察後、「エクアドルは極めて困難な状況に見舞われている」と話し、犠牲者が相当数に上るとの見方を示した。